サイドチェーンLiquidとビットコイン
Liquidとは、ビットコインを1対1でペグしたサイドチェーンと呼ばれるタイプのブロックチェーンです。サイドチェーンにもいくつか種類がありますが、今回解説するLiquidでは2way-pegと呼ばれるタイプのサイドチェーンを使っています。2way-peg型サイドチェーンは以下の図のようなイメージで、二つのチェーン間でアセットが双方向に行き来することができます。
Liquidでは、ビットコインをメインのチェーンとサイドチェーンの双方向でやり取りができます。また、通常のビットコインでは送金され承認されるまでに10分かかるところ、Liquidでは2分と早く、主に取引所間でのビットコイン送金による流動性の向上を期待され開発されました。
メインチェーンであるビットコインをBTC、サイドチェーンであるLiquid上のコインをL-BTCと呼びます。
Lightning Networkとはどう違うのか?
LNはレイヤー2技術と呼ばれることが多く、サイドチェーンとは違ったスケーリングソリューションです。イメージとしてはブロックチェーンの上に乗っている感じです。
以下、Liquidの特徴を順に解説していきます。
・1分で1ブロック生成・信頼された機関による署名
・機密取引(Confidential transaction)
・アセットの発行
・アトミックスワップ
・送金手数料について
・統計情報
・今後の展望