ライトニングネットワークの経済圏
どんな経済圏でもお金がまわる仕組みが必要です。
例えば、私たちの生活では仕事をして得たお金を使って物やサービスを消費します。働くことでお金を得るわけですが、なぜ私たちはお金を欲しがるのでしょうか?
それはモノやサービスを消費するためであったり、将来のために貯蓄するためであったり人それぞれです。貯蓄することも、将来はそのお金で何かを消費するために貯蓄している方が大半だと思います。 ポイントも同じことが言えると思います。私たちが一生懸命ポイントを貯めるのは、そのポイントを使って何か消費しようと思っているからです。もしこのポイントで買えるものが極限られたもの、例えば、乾電池だけだとしたらどうでしょうか?誰もこのポイントを貯めようとはしないと思います。
ではビットコインはどうでしょうか?ビットコインは法律上、決済手段という定義ですが、金や株のように価値があり日本円へ換金することはできます。この点では、一部のユーザは価値の保存や投資目的で欲しがる人もいるとは思いますが、しかし、これも結局は円への換金が目的となっているでしょう。
ビットコインが通貨として機能するためには、やはりそれ自身でモノやサービスの消費ができることが必要だと思います。しかし、ビットコインを使った決済は、以下のような理由で不便なこともあります。
- 決済手数料が高い
- 決済処理が遅い
そこでこれらの問題を改善しようとして開発された技術がライトニングネットワーク(以下、LNと称す)です。このLNもまだまだ発展途上な技術ですが、2018年1月の流通量は数BTCだったのが2018年12月には500BTCと確実に増えています。しかし、まだまだ通常のビットコイン決済よりも複雑であったりと、中々大衆へのは普及ができていません。
なぜLNを使う必要があるのか?なぜビットコインをLN上で持っていると嬉しいのか?もっと言うと、なぜビットコインを持っていると嬉しいのか?私たちがビットコインを持ちたがらない理由の1つとして、ビットコインを決済として消費できる魅力的なモノやサービスが殆どないからだと思っています。
そこで今回はLNが普及するには、その決済手段を使って消費したくなるような魅力的なモノ・サービスについて例を挙げたいと思います。LNは、LNにしか活用できるようなサービスがいくつかあります。今回はLNの小額決済という特徴を活かして魅力的なサービスが作れないか、以下に上げたいと思います