粘土質の土壌カイゼン

粘土質の土壌カイゼン

今は昔に比べて園芸を趣味にする人が多く、若い人も市民農園などで園地を借りて野菜を栽培収穫してますね。

畑の土も色々あり粘土質もあれば砂状質もあります。その中でけっこう多い粘土質の土を管理しやすくする方法を紹介します。ただし全ての粘土質に絶対効果的とは言い切れませんが、一定の効果は出ると思います。

粘土な土

粘土質の土は雨が降ると水が引かず、雨上がりはカチカチになり耕せず、ヒビが入って地割れしたみたいになります。

これでは本当に作物が育ちません。かつてきゅうりが大雨の後に枯れたことがあり、その時は畑の畝と畝の間が川になっていました。ほぼ水田じゃん、と。

ネットで「粘土質 改善」と検索すると色んなネタが出てきますが実効性のあるものはありませんでした。しかし何年か前にたまたま奈良で農業関連の仕事をしている若い人のブログに辿り着き、そこでウッドチップを紹介した話が気になりました。当時はウッドチップは土壌改良材として全く注目されていなく「ほー、へー、ふーん」と

ウッドチップ

ウッドチップというとガーデニングでオシャレに敷き詰めるマルチングのイメージ

ウッドチップは木端(こっぱ)のことでドラゴンボールでフリーザ言ってたセリフですね。土と土の間に木質が挟まることで隙間が生まれ、体積辺りの嵩高さが起きているのだと思います。実際ウッドチップを混ぜて1ヶ月経った土の上を歩くと地面から感じる硬さが違ってきます。

土と土の間に木質が挟まることで全体的に粘度(粘度です粘土ではありません)の低下が起こるのか、管理機で耕す時の感触もサラサラになり排水性が改善する利点も大きいです。

実際の作業を少し載せていきます

2022.3 気温約10℃ まだ強い雑草は生えない気温

ウッドチップはこんな感じで最近テキトーなのか葉っぱが多い気がする。。
購入している業者の話では原料は市街地の街路樹になっているらしいです。製材所で買う場合は合材由来のウッドチップは避けましょう。接着剤入りは求めてないので

なかなかごっつい量ですが大量に入れるのがコツです

ネコ車ってのは全国区ですか?

園地が小さいので手作業でやってます。右上の青い一輪車で紫色の分ずつひたすら運びますけどスカスカの木質なので軽いです。10kg/回くらいかな

これくらいの面積を作業するのは鍬では無理で、混ぜ込みはホンダのガソリン管理機こまめを使っています。

こまめはガソリンタイプでも27kgなので運びやすさの利点です。ただし耕す時にはその軽さが仇になり土が固いと耕さず走り出します。さすがホンダ!超速ぇー!てのは筋違いです

農機各会社からガソリンタイプは販売されている中でホンダのエンジンは別物らしく、壊れにくいそうです(でも他社のをためしたことがない)。これOHVエンジンですけどロッカーアームをなんとかしてVTEC機構をつけたらいいんじゃないですかね?購入層が拡がって偏るはず

すき込みと耕転

下部の土に対して上部のスカスカのウッドチップは混ざりにくく耕転にはコツがいります。こまめが軽いのがキツい

土に対して比重の小さいウッドチップは数日もすると上部へ上がってきます。何度か耕転しては馴染ませる必要があります。

苗の植え付けまでに3回は最低でも混ぜる必要があり、植え付け予定から逆算して約1ヶ月前から始めると準備が整いますね。

混ぜ始めたその日に野菜の苗を植えるのはNGです。何日かするとウッドチップが苗を押し上げて土と苗が離れて乾いて枯れる可能性が出てきます。

ウッドチップの調達

ウッドチップの多くはこれまで廃棄していた不要木材です。それ故多くの自治体では無料配布することがあり、ネットで「ウッドチップ 無料配布」と検索するとけっこう出てきます。畑クラスの大量に必要とする時はトラックで配送力のある園芸業者か製材所で購入するのが良いと思います。

ちなみにこんなサイトがありました。ここを目安に自分の住んでいる地域で入手先を探すのもいいですね

金額は購入先によりますが毎年注文している園芸業者は配送料も含めて500kgのウッドチップが5,000円です。(内訳的に配送料でほぼ5,000円かかってるのかも)
園芸や農業用の目的で使うウッドチップの料金の目安にしてください、妙に高い業者はパスです。

小さなプランターでウッドチップを試してみようかと思う人がいるかと思いますが、プランターで使う土はおそらくホームセンターで購入してると思います。ホームセンターで販売されている土は排水性と保水性を両立しているものが多く、ウッドチップで補助する必要がないかも、と思ってます。とは言ってますが何事も試してみると面白いので止めはしませんので。

似たような製品たち

バーク堆肥や腐葉土との違いは発酵分解の程度が違う点で、自分で混ぜ込んだウッドチップもいつかは発酵分解されて無くなります。その分解される前の状態が重要であって腐葉土で同じ効果を出すには相当量必要になるか、効果が出ないかのどちらかです。

何より金額的に「うわ、たけぇー」てなるのが腐葉土とバーク堆肥なので、今の畑では私は使いません。

デメリットは?

現状では土壌中に木質を混ぜるデメリットを感じたことがありません。変な虫が湧いたり怪しい疫病にも罹患していませんので。ただ大雨の次の日に絶対食えないキノコが生えやすく、それも晴れの日が続けば消えます。

このウッドチップは一年で完全に分解され春には跡形もありません。粘土質の改良材にプラスチック系の可塑剤が市販されていますが、分解されるものの方が自然に適合しやすいはずです。何もしないでほっとくと元に戻るのは良いと思いますよ

以上簡単な紹介でしたが粘土質の土のキツさは想像以上です。粘土が何をやっても悪さをするので収穫量↑だけでないメリットは多いはずです。

次回ウッドチップを使った後の状態を紹介したいと思います。

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LNとプロフィール画像がハマりました。LN素人枠出身高砂部屋

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