「凡そ学的研究の方法として、実地の調査の忽諸に附すべからざるはいふを俟たぬ」
凡そ学的研究の方法として、実地の調査の忽諸に附すべからざるはいふを俟たぬ。今神社の方面に就いて考へても、文献に並び之を尊重しなければならないのは、論のないところであろう。
(出典: 宮地直一(序文) 「序」, 井上頼寿(著者), (1988年), 『京都古習志』, 臨川書店.)
京都古習志|書誌詳細|国立国会図書館オンライン
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出版社からのコメント
京都府下、山城の村々における神社祭祀を、昭和初期、十数年にわたる綿密な聞きとり調査によって、克明に記述した民族志の名著。祭祀組織「宮座」、そしてそこから派生した信仰組織、いわゆる「講」(伊勢講・祇園講・天神講・春日講など多数)を極めて丹念に記述する貴重な民俗資料。