LNbits の bitcoinSwitch で何でもスイッチON!
Lnbits の bitcoinSwitch、簡単すぎてすごいのに検索しても日本語の情報がないので、調べたことやったことをメモしておきます。
1.そもそもbitcoinSwitchって何?
LNbitsのライトニングウォレットに送金すると、マイコンにつないだスイッチをONにできる仕組み。
もうちょっと詳しく書くと、ESP32マイコンをセットアップ、LNbitsのウォレットとWebSocketで接続し、ウォレットに特定の支払い方法がされると、マイコンのGPIOをONする。GPIOにリレーをつないでおき、好きな装置をつないでおけば、リレーのON/OFFで装置のスイッチを入れられる。
2.bitcoinSwitchの具体例
LNbitsのShopに行くと、これを使ったキットがいろいろ売られている。
キャンディディスペンサーキット£35.00(6,000円くらい)
UFOキャッチャーのキット£55.00(9,500円くらい)
アーケードコンソールゲームマシーンキット£160.00(27,500円くらい)
これがあれば自宅がライトニング払いのゲーセンに?
基本となるEPS32とリレーのキットも£15.00(2,500円くらい)で買える。
twitterでbitcoinswitchで検索してもいろいろ出てくる。
3.インストールにあたっての情報源
ここに全部書いてる。まずはこれを読もう。
ウェブインストーラ
こういうマイコンをセットアップするのは、Arduinoの開発環境をインストールしてそこからプログラムをアップロードするのが定番だけど、こいつにはwebインストーラが用意されてるので、開発環境が不要。
セットアップ方法のYouTube
GitHubへのリンク
4.aliexpressなら安く買える?
ESP32って格安マイコンなのに、LNbits経由で買うと割高じゃない?というわけで、みんな大好きAliexpressで価格調査。
30pinのタイプでUSB Type-Cコネクタのが、送料込みで600円くらい。5Vリレーと共に2セット買って約1500円。あ、ブレッドボード用のジャンパワイヤも持ってない人は一緒に揃えると安くつきます。小さめのブレッドボードや動作確認用のLEDや抵抗もあれば便利。
5.実際にセットアップしてみる
(一旦省略。上記の情報源でわかる人には十分すぎるくらいなので。時間が出来たときに追記するかも。)
26sats支払うと、うちのEPS32のGPIO26につながってるリレーを10秒間ONにするQRコード
6.感想など
- 自分ではまだ思いついていないけど、これがハマル用途に使えれば、世の中がめっちゃ便利になるポテンシャルはある気がする。気がするだけだけど。
- ESP32があまりWifiの電波を掴んでくれない。他の機器が電波を掴んでくれる場所でもこのマイコンだけ圏外だったりする。ESP32が基板上にWifi用のアンテナを形成しているから?ESP32を何度か再起動したらつながったりする。やや不安定。
- webインストーラはセットアップの難易度をかなり下げてくれる。どんなプログラムを動かしているのかは分かりにくくなるので、このサイトを信頼する必要があるのだけど、インストールが超簡単。
- LNbitsのウォレットの設定で、GPIO毎に金額やONする時間を設定できるんだけど、動作させるLNURLはGPIO毎に別になるので注意。最初、複数のGPIOを同時に動作させられると思ってたので、動かなくて悩んだ。
- aliexpress、マイコンを安く買えるだけじゃなく、上記のキットに出てきたキャンディディスペンサーやUFOキャッチャーなども買える。最近は配送も以前に比べると待てるくらいの期間で届くようになった。個人輸入なのでトラブった時のリスクは依然としてあるけど。