Routing KPI: ノードのパフォーマンスを記録する
RTLやThunderhubを眺めれば、ルーティングボリュームや件数は把握できるものの、もう少し踏み込んだデータがあればいいなと思ったことはありませんか?
昨年の秋頃にPlebNetのWikiで計測と記録を自動化できるスクリプトを発見し、しばらく使ってみましたので導入方法と各種係数の推移を貼り付けてみます。
日々リバランス活動に勤しんでいる方も、これからノード運営を本格的に始める方も、記録を振り返ることで新しい発見や改善への道筋が見えるかもしれません。
無骨で味気ないですが、シンプルで気に入っています。
ローリングリターンのように、過去7日間の各種指標を日次で記録していってくれます。大まかな傾向を掴むにはちょうどよい時間軸だと思います。
左から、日付、時間、ローカルにあるsats額、過去7日間のルーティング総額、回転率(ルーティング総額÷ローカル額。なぜか最近まで計算されてませんでした)、ルーティングフィー売上(ppm)、リバランスやオンチェーンフィーなどのコスト(ppm)、差し引きの利益(ppm)、売上(sats)、コスト(sats)、オンチェーンフィー(sats)、利益(sats)です。
PlebNet Wikiの説明では、回転率が25%よりも低ければ全体的にフィーが高すぎ、75%よりも高ければ、アクティブなチャネルのフィーを上げるべき、と解説していました。
このあたりはノードごとの方針次第だと思いますが、私は眺めて楽しむだけで特に何もやってません笑
まずはBalanceOfSatoshiのインストール
toshihrさんの記事を参考に、ノードにBOSをインストールしましょう。
BOS TelegramやDual-Funded Channelなど便利な機能が盛りだくさんなのでノードオペレーターには必須ツールです。
Routing KPIスクリプトをインストール
まずはSSH接続(要パスワード:Umbrelダッシュボードで入力するやつです)
ssh -t umbrel@umbrel.local
下記でRouting KPIスクリプトをインストール
cd ~; git clone https://github.com/Deekee62/bos_accounting
(テスト)下記コマンドで今の時点で過去1週間振り返った結果を1行で返してくれるはずです。ちょっと時間かかります。
~/bos_accounting/bos_accounting.sh
一日一度自動実行する
crontabを開きます。
crontab -e
適当なところに下記を貼り付け、保存して閉じます。
55 23 * * * ~/bos_accounting/bos_accounting.sh >>~/bos_accounting.log 2>&1
上記だと23:55に実行する設定ですが、好きな時間に変えればOKです。
上記の通りやっているとHomeにbos_accounting.logが作られ、日々記録されていきます。閲覧したときにもしヘッダーがなければ下記を貼り付ければ良いです。
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Local Weekly Fees earned compared to local channel balance
Channel Weekly
Balance Forwarded percent earned paid net earned paid chain fee net
Date Time sats sats sats sats sats sats
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以上です。
下記で弊ノードの記録をグラフ化したものを貼り付けておきます。別に何か役に立つ情報ではないですが、何となく恥ずかしいので有料にします。袋とじグラビア的なものだと思ってください。
fwd amt/日がすごい