ルーティング手数料はゼロサムゲーム
ライトニングネットワークによるルーティング手数料はゼロサムゲームなので、誰かが得をすれば、その分誰かが損をしています。この場合の損は悪い意味ではなくて、ビットコインの送金という要件を満たすために手数料を払っているという意味。
オンチェーンでの送金遅延や高い手数料を払いたくないユーザーは、オフチェーンでの送金を手段として取ることができます。その送金のためにLNノード運用者は流動性を提供して手数料を得ています。
ビットコインの初期はアーリーアダプターへのインセンティブとして多くのビットコインが採掘できるよう設計されています。ライトニングネットワークにもそのようなインセンティブ設計があると良いのかもしれません。ただ、そのために独自トークンを発行するとかはあまり好きではないです。
例えば、LNノードをスコアリングしているBOSでは、その指標にチャネル寿命や稼働率が含まれていて、そのスコアはLNDのオートパイロットやLightning Poolで使われているみたいです。高スコアには多くの資金が必要なので、もう少しチャネル寿命の重みを増しても良いのではとも思います。