鹿肉で一杯
みなさんこんにちは。先日、父親が知り合いから鹿肉を貰ってきました。その方は定期的に狩猟をしていて、フレンチなどジビエを扱うお店にも提供されているそうなので、品質は間違いないものだと思われます。さっそく、頂いたその鹿肉を見てみると・・・
とてもきれいな赤身の肉質で、処理もしっかりとされているので嫌な臭みもありませんでした。
さて、元々は冷凍のブロックの状態で頂いたので、そのまま表面を焼いてからオーブンで火を通す方法も考えました。しかし、鹿肉は火の入れ方が非常に難しく、またこのようなジビエ肉は然るべき状態まで火を通さないと怖いので(素人が真似をするのは危険(笑))、今回は写真のように薄切りにしてシンプルに焼く事にしました(その方も、焼き肉の食べ方がシンプルで美味しいと言っていました)。
そして、せっかく鹿肉を食べるのであれば、やはりワインとペアリングをしない手はありません!いろいろと思案をしたあげく、私が選んだのは・・・
アルティコ シラー 2016
スペインのワインで、品種はシラー。今回の焼き肉は、塩胡椒のシンプルな味付けなので、ワインにも胡椒っぽいスパイスの風味が出やすいシラー品種を選び、また赤身肉で脂分が少ないのでタンニンもそこまで強くないミディアムなものを選んでみました。そして、いよいよ調理開始です。
油を引いたフライパンで鹿肉を焼きます!
火が通ったら反対側も焼きます!
塩胡椒を振ったら出来上がり!シンプルな調理方法なので、私にも簡単に出来ました(笑)。
では、実際に鹿肉を実食!多少噛み応えはありますが、想像していたよりも肉質は柔らかく、噛むほどに赤身の滋味あふれる旨味がじわじわと感じられ、また嫌な臭みは一切なくてシンプルな調理方ながら美味しい!
続いて、赤ワインとのペアリングも実践!鹿肉の赤身の旨味や黒胡椒のスパイスのニュアンスが、ワインが持つベリー系の果実やスパイシーな風味と相性が良く、ペアリングを楽しむ事が出来ました!(もしかしたら、もう少し冷涼な地域の黒胡椒系の風味が強くあるタイプのシラーの方が良かったかもしれませんが(笑))
いかがでしたか?まさか、自宅でジビエを食べる事になるとは思ってもみませんでしたが、素人なりに調理にも成功し、赤ワインとのペアリングも及第点だったと思います。もし、また鹿肉を頂く機会があれば、今度はまた違った料理やペアリングにも挑戦してみたいと思いました。