ひたすら日本酒を試飲してみた
みなさんこんにちは。一昨日のことですが、私のお店の常連の方から、日本酒の試飲を手伝って欲しいとのご依頼がありました。そこでお話を伺うと、試験対策とかではないが、日本酒でもワインの様な一定の基準に則った試飲評価をしてみたいとのことでした。そこで、さっそくご自宅に行ってみると・・・
冷蔵庫の中は日本酒だらけ(笑)。なんでも、たくさんのサンプルを取りたいとのことで、およそ40種類近くの日本酒を買い揃えたようです（凄い！）。そして、私とお客様、そしてお客様のご友人の3人で日本酒の試飲会を始めることになりました。今回は、日本ソムリエ協会が実施している日本酒の資格である「酒ディプロマ」の評価基準に則って行うことにしました。そこで・・・
まずは、評価の基本となる「テイスティング用語選択用紙」を準備（ちなみに、これは私が初年度の酒ディプロマ試験の時に使用した本物の用紙です(笑)）。そして・・・
グラスも、実際の試験の時と同じテイスティンググラスを用意して準備万端！いよいよ、1種類目の日本酒の試飲がスタートしました！
まずは、「純米 藍の里」を使って、どのように試飲コメントを選んでいくかチュートリアルを実施（「初亀 純米吟醸 おりがらみ」は、澱による濁りがあり評価難易度が高いので後にすることに）！
実際の試験と同じように30～40mlの量を注ぎ、外観の表現方法、香りの表現方法、そして味わいの表現方法などを一通りおさらいしました。そして・・・
「浦霞 特別純米 生一本」からは、その評価基準に則りながら、各々の感性に従って評価コメントを作成していきました。
続いては「峰乃白梅 純米」。
続いては「越の誉 純米吟醸 清吟」。
続いては「一ノ蔵 特別純米酒」。
続いては「梅錦 純米吟醸原酒」・・・と、このような流れが延々と続き、ようやく20種類ぐらいまで辿り着きましたが・・・、とにかく試飲は疲れる(笑)！もちろん全て吐き出しでやっていますが、特に今回のように外観から香り、そして味わいを分析しながらコメントを作成していくと、何よりも頭が疲れるんです(笑)！日本のトップソムリエの方々が書いた本に「テイスティングは脳でする」というものがありますが、まさにその通りで、まだ私は東京での試飲会で1日に130種類以上を経験したことがあったので大丈夫でしたが、すでにお客様達はヘロヘロ状態(笑)。そこで・・・
ここからは、高いお酒を試飲してモチベーションを上げようということになり(笑)、登場したのがこちらのお酒！
「初亀 大吟醸純米 瓢月」！静岡を代表する酒蔵「初亀」さんが、兵庫県特A地区東条産の山田錦を100％使用して醸した純米大吟醸で、これがとにかく美味しい(笑)！続いて登場したのは・・・
同じく「初亀」さんの「瓶内二次発酵清酒 習作 05」！こちらはその名の通り、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式に倣って造られており・・・
このようにコルクで打栓された、スパークリング日本酒なのです！こちらも、フルーティな甘みと酸味に泡の刺激が心地よく、とても美味しい！・・・そして、こんなに美味しいお酒を吐き出すなんてもったいない、という話になり、いつしか日本酒を楽しむ流れに(笑)。結局、目標の40種類まで辿り着く前に試飲会は終了となりましたが(笑)、それでも・・・
見て下さい、本日試飲したこの日本酒の数を！最終的には、合計で・・・
21種類の日本酒の味わいを、評価コメントに落とし込みました！ただ、この他にも・・・
珍しい熟成古酒や、貴醸酒と言ったデザートワインのような甘口の日本酒もあったので、これらも試飲して評価コメントを作成してみたかったな～と思いつつ、すでに我々の気持ちは晩御飯に向いており(笑)・・・
こちらの炭火焼肉「ふじた」さんでお疲れ会を開催することに(笑)。そして、あれだけたくさんの日本酒を試飲したので、本日の乾杯酒は・・・
もちろんビールの一択(笑)！吐き出しの試飲を続けていると喉が渇いてくるので、この一杯がめちゃくちゃ美味しい！そして、お肉を焼いて・・・と思ったら、まさかの・・・
つくねとアジのひもの(笑)！焼肉屋さんで網に魚が乗っている光景は珍しいですが(笑)、このアジのひものがなんとも美味しい！
もちろん、お肉も焼きますよ(笑)。こちらは少し厚めの牛タンで・・・
ねぎをたっぷり乗せていただくと、もう最高です！また・・・
ここは内臓系が非常に美味しくて、ホルモンやレバーなどを存分に堪能(笑)！そして最後は・・・
バーでテキーラベースの柑橘系カクテルとティラミスで〆ました(笑)。いや～、それにしても、なかなかハードな試飲会でしたが、久しぶりに試験前のような集中した日本酒テイスティングが出来たので、とても良い刺激になりました。・・・また、いつでも日本酒の試飲会にお付き合いしますよ～(笑)。
