Enjin(エンジン)についてまるっと解説!
みなさんこんにちは!本日、弊社GraconeとEnjinがNFTチャリティー企画のコラボレーションを実施するという発表をしました。そちらがきっかけで「Enjinって初耳だけど、どんな会社?」ナドナド聞かれる事が多かったので、ずっと前から下書き保存で眠っていたEnjinについての開設ブログをリライトし改めて要点をまとめておきます!
目次
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Enjinとは元々2009年から存在する会社
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Blockchain領域に入ってきたのは2017年
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パブリックチェーンとしての立ち位置(時価総額・分散性・ERC1155)
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実際お会いし感じた創業者とチームの印象
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次々とアクティブに増える実績について
Enjinとは元々2009年から存在する会社
Enjinはシンガポールを本拠地とする企業で、実は2009年からEnjin Networkというコミュニティプラットフォームを提供しています。ユーザーの登録者数は現時点で全世界に2000万人以上。そして25万を超えるユーザーコミュニティを擁しています。またEnjinが開発したDonationCraftというプラグインは500万ダウンロードをを越え、Minecraftの普及に大きく貢献した事でも知られています。
Blockchain領域に入ってきたのは2017年
2017年にはICOで1,890万ドルを資金調達した後、誰でも簡単にブロックチェーンを活用できるエコシステムの開発を進めています。ブロックチェーンコードを書く専門知識を持たないゲーム開発者でも通常の開発言語を用いてイーサリアム上でゲーム開発を可能にするEnjin Platformや、NFTも管理できるモバイルウォレットや、ブロックチェーンアセットの取引ができるEnjin Marketplaceを提供しています。
パブリックチェーンとしての立ち位置(時価総額・分散性)
発行しているEnjinのプラットフォームで使われる暗号資産Enjin Coinは、CoinMarketCapで見るとだいたいいつも時価総額ランキング100位前後にいます。
実はEnjinを詳しく知る前は「元々、成功しているゲーム会社がブロックチェーン業界に入ってきても中央集権的な考えに凝り固まっててブロックチェーンの良さを生かせないんじゃない?」など、Enjinに偏見を持っていたのですがそれは間違いだったなぁと今なら思います。行動からみて取れるようにブロックチェーンの本来の良さをしっかりと把握している印象で分散性もとても大事にしてるところも好感を持てます。
ホルダーのアドレスグラフを見ても分かる通りEnjin Coinのほとんどは、コミュニティに配布済みですね。
実際お会いし感じた創業者とチームの印象
偏見が変わったきっかけは、創業者のMaxとお会いし「なぜブロックチェーンだったの?」と質問した際、マルチバースと言う、簡単に言うとユーザーが1つのゲームアイテムを、複数のゲームで使用できる仕組みについて教えてもらった時でした。Enjinは、ゲームの開発者に対してEnjin Platformで発行される全てのデジタルアイテムに、Enjin Coinを裏づけする事をお願いしています。そうする事によって、万が一ゲームが運営停止されてもユーザーはブロックチェーン上でアイテムをEnjin Coinに変換できるというのです。運営が万が一停止しても存続するために分散性をもたせる為のブロックチェーン・・・。中央集権的な考えに凝り固まっててブロックチェーンの良さを生かせないんじゃない?とか考えててすみません、、って感じでした(笑)
また、ブロックチェーンエンジニアだったら絶対知ってるのでは?と思うのですが「ERC1155」の規格について。2018年にEnjinのチームのCTOのWitek Radomski氏は「ERC1155」という規格を作り発表しました。この規格はERC20の特徴とERC721が持つ特徴のハイブリッド型です。正直、現在はほとんどのプロジェクトが、ERC20を使っているので、ERC1155の優位性というところでは正直なところどう転ぶかな?と思ったりもしますがEthereumで技術的な規格を作ってる積極性なんかも素敵なチームだなと思った点でした。
次々にアクティブに増える実績について
最後にご紹介するのが実績。私が把握している実績だけでも、下記があります。詳しくは(参考記事)のリンク先からご覧ください。
- Atariと提携し、同社のIPをEnjinのエコシステム内で活用(参考記事)
- DEA社と、2020年に発行された価値あるNFTを表彰するイベント、「NFT Awards 2020」を開催。元ソニーCEOの出井伸之氏や、ポケモンシリーズのクリエーターである森本茂樹氏が、審査員として参加。(参考記事)
- マイクロソフトと提携し、 ブロックチェーンを用いたリワードプログラムを実施(参考記事)
- バレーボーカルユニットPOiNTの、NFT配布キャンペーンを実施(参考記事)
- 本日発表した、弊社との提携 Enjinが日本企業と提携、日本初のNFT活用チャリティーを実施(参考記事)
その他にもEnjinのNFTと言えば、Biannceが旧正月のキャンペーンとしてEnjinを使ってリワード・トークンを発行したりしたり、去年行われたBinance Conferenceでもリワード・キャンペーンはEnjinが使われましたね。
今回も、私がNFTチャリティーの企画がしたいのだ!と相談したら、すぐにチームが動いてくださって、スムーズにコラボレーションが実現しました。日本語の話せる担当者がいるのも強みの1つだと思うので、是非コラボ企画など興味のある方は、Enjin Japanの公式Twitteから相談してみては?
以上!8月に下書きしたまま眠っていた記事をようやくお披露目することができました。笑
少しでもお役に立てたら嬉しいです!