量子力学が楕円曲線暗号を攻略する?

量子力学が楕円曲線暗号を攻略する?

量子コンピュータがSHA‐256を突破したらどうしよう(恐怖)がまたまた登場したそうです。何故かリップルなどの草コインがモメンタムを失っているようですので、グーグルさんグッジョブ。量子コンピュータがXRPやADAの除草剤になるなら、もっと開発して。

「貧しかった俺がウィロー使ってシャニゴロ突破で人生大逆転!」とかネトフリで作ってほしい。結果、量子耐性を謳うシットコインが流行りだすでしょうけど。

量子コンピュータ脅威説は51%アタックチャンス、価値の裏付け無い論、電気無駄遣いなどと並ぶ、代表的なビットコインFUDの一つです。

ビットコインへの理解が不十分な場合、不確実性が疑惑を生み恐怖が高まりますが、学習を深めるチャンスでもあります。

量子コンピュータ対応はビットコイン誕生から程なくして議論されています。

https://bitcointalk.org/index.php?topic=191.0

Satoshi はすでに、SHA-256 が破損した場合のガイダンスを提供しています。

「SHA-256が完全に破られた場合、問題が発生する前の正直なブロック チェーンが何であったかについて何らかの合意に達し、それを固定して、そこから新しいハッシュ関数で継続できると思います。 ハッシュの崩壊が徐々に起これば、新しいハッシュに秩序正しく移行することができます。ソフトウェアは、特定のブロック番号の後に新しいハッシュを使い始めるようにプログラムされます。その時までには、全員がアップグレードする必要があります。ソフトウェアは、すべての古いブロックの新しいハッシュを保存して、同じ古いハッシュを持つ別のブロックが使用されないようにすることができます。」

楕円曲線暗号が破られたとしても、コインを安全に保つために、従来の署名データの検証に加えて、署名データのHash160値を↑のランポート署名で検証すればいいというアイディア。安土さん含めビットコイン開発者には感謝しかありません。量子コンピュータの進行と同じように、暗号技術も進歩します。

ビットコインはコンセンサスプロトコルの核である発行上限、発行スケジュールがほぼ変更不可能でありつつ、オープンなソフトウェアとして慎重に改良・進化を重ねています。不変性と可変性を併せ持つ稀有な存在なのですね。

「デジタルゴールド」といった表現では言い表せない広範かつ深淵な学習機会を与えてくれます。投資・貯蓄対象だけではく、研究対象としてとても優れていますよね。

学生の皆さん、研究テーマにビットコインはいかがでしょう?数学、物理学、コンピュータサイエンス、経済学、金融工学、歴史学、哲学、文化人類学、地政学、、、。ビットコインはどの分野からでも魅力的な切り口を提供してくれるでしょう。

まずは、下記のサイトで学んでみましょう。あなたの人生に学びと豊かさを提供してくれるでしょう。もちろん、量子コンピュータFUDに心が揺らぐ皆様にも有用です。

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