ビットコイナーは一般層へ優しくない?
DH Magazine Proリアペシリーズ
・今回も非常に興味深い内容。以下、問いかけ部分に対するリアクション
・ウェブスリースーツ組に見習って、ビットコイナーも優しくポジティブな印象を与えることが重要なフェーズだと思うか?
→前回の拙著記事のジョーさんにインスパイアされた、ビットコイナー太陽作戦は、主にアルトコイン購入層への優しさ。
よりライトな一般層へのアプローチとしても、優しさ、清潔感、明朗さなどで好印象を与えることは有効だろう。
課題としては、ビットコインへの理解度が高いという前提で上記の条件をクリアしている人材の発掘が難しいということ。当然だが、人材派遣会社や広告代理店に頼んでも無理な話。
マジョリティ受けがいい高潔なエバンジェリスト、大衆の注目を引きつける清廉なインフルエンサー、世界にも通用する若さ漲るオピニオンリーダーが、既存のビットコイナーの中から出て来れば理想的だが厳しい?
以前の記事にも書いたが、時がくれば、アメリカなど諸外国での盛り上がりに呼応した著名人が自主的にビットコインフレンドリーな発信をするのだろうと思うが、その流れを先行的に作り出す動きこそ、DHコミュニティが志していること
個人的には、案外、これからビットコインに出会う若い世代に期待してもいいかもしれないと、考える。将棋界の藤井聡太くん、ようつべ界のちょんまげ小僧のような、一気に流れを作るムーブメントの中心人物は、いつも若者主導だし、大人が予想出来ないポイントから出現する。
現在の小中高生から、そういった存在が登場すると仮定しよう。彼らからして、おっさんおばさんな我々の世代は、急がば回れで、若年層に種蒔きをする活動こそがビットコイン普及の近道な気がしている。
以前、kojisanに提案した聖地コミュニティでのクリエイティブ活動(子供達が興味を持つ可能性があるコンテンツ作り)、YouTuberやお笑い芸人などへのオレンジピリング企画などは、その辺を意識した時間のかかる長期目線の取り組みだが、初期のコミュニティ活動として悪くはないと思う。(自分は昔から通貨の歴史からビットコインまでの系譜を絵本か漫画にしたいという密かな野望があるが、時間と才能が…)
直近の話なら、聖地を大岡山にして、東工大生オレンジピリング企画やって、理系学生達がビットコイン勉強会やサークル作るのを支援するみたいなのが早いかもしれない。
ビットコインもライトニングも、一般の人々がポジティブな話題にするには、まだまだ長い月日が必要だろう。日本円通貨危機のようなクライシスが無い限り、急激な一般普及は難しいし、UXの進化も追いついていない。
一般層は自身の生活に直接関わるような話題には敏感に反応する。ビットコイン、つまりお金や資産の話は、生活に根ざしたトピックだ。正面から語ることを避けがちな日本人の風習が邪魔しているものの、リアルな生活視点から出発することが、一般層への普及活動の糸口になる気がしている。
個人的に株式投資家コミュニティで、金融庁も絡んだ投資普及啓発を手伝っている。
最近だと、お菓子のシュリンクフレーションを切り口に、インフレーションをどう乗り切るのか?とか。ドル円チャートを見せて、日本円しか持たないリスクを考えてみようか?みたいなテーマで講演会するのだが、会社員、主婦、高齢者、学生など属性問わず、かなりの参加者集まってくる。5年10年単位で見ると確実に参加人数が増え、普及が進んだことを実感する。ちなみにそっちのコミュニティもスーツには頼ってない(笑)
ビットコイン&ライトニングコミュニティにもスーツは不要だと思うが、日々の生活に直結する話題作りや、子供達へのアプローチなど、一般層への『優しさ』こそが、マス訴求へのキラーコンテンツだと思うわけです、はい。