Time4VPSでBitcoinのフルノード構築
はてなブログに下書きしたのをコピペしただけなので色々おかしいかもしれない。
なんでTime4VPS?
- 安い
- ビットコイン払いできる
この二つ。欠点としてはサーバの距離のせいかSSHがラグい。入力がワンテンポ遅く反映されるので気持ち悪いが、だんだん慣れてしまう。
2022年12月追記
今更気がついたが、ソフトウェアが古すぎる。
Strage VPSで使えるOSは
-
- CentOS 7
- Debian 8
- Debian 9
- Ubuntu 14.04
- Ubuntu 16.04
で、OpenVZのバージョンは6、カーネルのバージョンは2.6.32。
OSはギリギリサポート期限内のようだが、カーネルは2016年にEoLを迎えている。自力でアップグレードすることも出来ない。
2023/1/9から料金を値上げするらしい。1TBプランの新しい料金は年払いで103.87EUR、月払いでは10.39EURとなる。
他のVPSを紹介したいところだが、ストレージ1TBで月額10EUR程度かつ(そこそこ)まともなVPSはなかなかなさそう。見つけ次第追記する。
注文方法
せっかくなのでリファ付きのリンクを貼っておく。
会員登録
会員登録はかんたん。フォームに入力するだけ。2FAはオンにしておこう。
プラン選択と支払い
Linux VPSのほうが性能的には良いだろうけど、ストレージが480GBあるプランある(Linux 48)は月額129.99ユーロとあまりにも高い。これなら他のVPSで良いと思う。
なのでStorage VPSを使う。0.5TBプランが月額3.99ユーロ。現時点(2021/04/16)のブロックチェーンのサイズが340GBで、一日0.2GBくらい増えていっているようなのでとりあえず1年は持つ。
2022年12月追記
1年半経ち、2022年12月現在では405GBとなった。メモリ的にも1TB以上のプランをを選んだ方が良いと思われる。
ある程度まとめて払うと安くなるのでお好みで「Choose billing cycle」から選択。さらにプラス月額1ユーロで帯域幅が1Gbpsになる。とりあえずつけてみたが、実測約500Mbpsは出た。もしかしたら同期が早くなるかも。
支払い方法はこんな感じ。「PayPal Billing Agreement」以外は自動継続されないので予め残高を追加しておくか、更新日の数日前から請求書が発行されるのでそこから支払うかしないとサーバを停止させられる。あと「Bitcoins and Altcoins」とはあるが現状Bitcoinでしか支払えなさそう。
セットアップ
rootログイン禁止するとかそういうのはいくらでも情報があるのでここでは解説しない。
インストールまでは
にある通りで行ける。
wget https://bitcoin.org/bin/bitcoin-core-0.21.0/bitcoin-0.21.0-x86_64-linux-gnu.tar.gz
tar xzf bitcoin-0.21.0-x86_64-linux-gnu.tar.gz
sudo install -m 0755 -o root -g root -t /usr/local/bin bitcoin-0.21.0/bin/*
問題は同期で、メモリが2GBしかないのでただ実行するだけではメモリ不足でkillされてしまう。(最小要件は満たしているはず……?) しかもStorage VPSでは仮想化技術の関係(?)でswap領域を作ることができない。なので設定でごまかす。
自分の場合投稿から少し値を変えて、
bitcoind -daemon -dbcache=150 -maxorphantx=10 -maxmempool=100 &
で同期完了まで行けた。ただ最初はdbcacheやmaxmempoolは低い値で動かしていたので、そのへんは適宜調整してほしい。
進捗の確認は
bitcoin-cli getchaintips
でできる。さらに
watch bitcoin-cli getchaintips
で数秒おきに自動更新される。止めたいときはctrl+c。
ログは
~/.bitcoin/debug.log
に記録されるので
cat ~/.bitcoin/debug.log
とかで確認する。