アサヒ ザ・リッチは何が変わったのか?

アサヒ ザ・リッチは何が変わったのか?

みなさんこんにちは。みなさんは「アサヒ ザ・リッチ」と言う新ジャンル/第3のビールはご存じですか?テレビでも頻繁にCMが放送されていますが、実は去年の12月から味わいがリニューアルされています。

「アサヒ ザ・リッチ」が新発売されたのは去年の3月で、その後アサヒビールの新商品史上最高売上を更新、非常に好調だった事がうかがえます。しかし、その後わずか9ヶ月でその好調な商品をさらにリニューアルするとは、なかなか攻めてる感じがします(サッカーでは、好調な時はフォーメーションやスタメンをわざわざ変更する事はしないです(笑))。

さて、リニューアルと聞くとやはり気になるのが「一体何がどう変わったのか?」と言う部分になります。一応ホームページには「従来品よりも芳醇かつ爽やかで華やかな香りを高め、飲んだ時に感じるうまみを向上、後味の良いバランスの取れた味わいを引き出した」と書かれていますが、正直言葉だけでは違いがよくわかりません(笑)。

そこで百聞は一見に如かず、ちょうど手元に新旧のアサヒ ザ・リッチがあったので、実際に飲み比べをしてみる事にしました。両パッケージを並べてみると・・・

右側が新しいアサヒ ザ・リッチです。リニューアル直後は、このようにラベルに違いがありましたが、今ではこの「New」の文字がなくなり、流通している商品は全て新しいアサヒ ザ・リッチに変わっていると思われます。

では、さっそくそれぞれを注いでみたいと思います。

写真で見ると、若干左側の方が濃く見えるような気もしますが、実際には光の加減による違いで、外観の差はほとんど感じられませんでした。続いては、香りにいってみたいと思います。

どちらも柑橘系のような爽やかな香りと、麦の香ばしい芳醇な香りがあるのですが、若干新商品の方が全体的な香りの立ち方が華やかな感じがしました(公式の商品コメントと同じですが、本当にそう感じました(笑))。

最後に味わいの違いですが、旧商品よりも新商品の方が若干味わいが濃くて重さがあり、余韻に関しても旧商品は爽やかなフィニッシュに向かうのに対して、新商品はより余韻にも深みのあるコクが残る感じでした。

結論としては、どちらも美味しいのですが(笑)、ちゃんと両者の間には味わいや香りに違いがある事が確認できました。ただ、正直この飲み比べをする時に、味わいの違いがわからなかったらどうしようかと不安でした。

なぜなら、一応仕事柄テイスティングの能力は必須なので、もし違いがわからないような味覚の持ち主と言う事になれば、ただでさえ売れ行きが悪いワインショップの信用度がさらに落ちるところでした(笑)。とりあえず違いがわかる味覚のようですので、私がショップで扱ってるワインの味わいに関しては信頼して頂いても大丈夫かと思います(笑)。

さて、このアサヒ ザ・リッチが目指しているのは「プレミアムビールを超えるうまさ」と言う事なので、今回のリニューアルはその方向性をしっかりと味わいに落とし込んでいると感じました。あと、ラベルのデザインやカラーに関しても、私としては高級感と落ち着きが感じられて好印象でした。

それにしても、ビール業界は日々様々な新商品が販売されていて、ブランド間の競争が大変そうですよね。でも、そのおかげで私達はいつも美味しいビールが飲めるのですから、ビール会社さんには感謝しかありませんね(笑)。あ~、コロナが落ち着いたらまたビール工場見学とか行きたいな~。

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