NFT(ノンファンジブルトークン): ブロックチェーンによるトークンエコノミーとみんなの資本市場
NFT(ノンファンジブルトークン)をつくって「値打ちのあるもので、ファンと、たのしく!」: ブロックチェーンによるトークンエコノミーと、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)
「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」 (出典)
自作したNFT(ノン・ファンジブル・トークン)の実例
(Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房) on OpenSea)
(自作したNFT(ノン・ファンジブル・トークン)の実例 on OpenSea)
通販をはじめたもともとのきっかけは、原稿料として支払うおカネの代わりに「贋金」(にせがね)をつくろうということだった。協力してくれる読者にもおカネの代わりに、なにかお礼になるものをさしあげたかった。
「贋金」はなんでもよかった。持っているだけでいいなと思ってもらえるものなら、なんでもよかった。
(出典: 糸井重里「オリジナルTシャツに涙する」, 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』, 218~219ページ.)
Minting your tokens
Next, we'll want to mint new assets to our newly-deployed ERC721 contracts!
あなたのトークン(NFT)を鋳造する。
次に、新しく展開されたERC721標準規格のスマートコントラクトに、新しい資産(NFT)を鋳造しましょう!
(出典: 「1. Structuring your smart contract」, 「OpenSea ERC721 Developer Tutorial」, (日本語訳(意訳): 引用者).)
複数の当事者のあいだで直接取り交わされる、信頼された取引。それを認証するのは多数の人びとのコラボレーションであり、その動力源は大企業の儲けではなく、個々の小さな利益の集まりだ。
神ほど万能ではないにせよ、このしくみはとんでもない力を秘めている。本書ではこれを「信頼のプロトコル」と呼びたい。
信頼のプロトコルをベースとして、世界中に分散された帳簿がその数をどんどん増やしている。これが「ブロックチェーン」と呼ばれるものだ。
(出典: ドン・タプスコット, アレックス・タプスコット「第1章 信頼のプロトコル」, 『ブロックチェーン・レボリューション』, 6ページ.)
各ブロックはそれぞれ、ひとつ前の時間帯でつくられたブロックと連なっている。この連続するブロック「ブロックチェーン」におけるプロトコルが、「ブロックチェーン・プロトコル」と定義されている。
(出典: Kariappa Bheemaiah 「STEP 03 ブロックチェーンとはなにか?」, 「IoM Internet of Money 暗号通貨の新世界 ビットコイン進化論 来るべき13のステップ」, WIRED.jp .)
「ソラの心は僕たちの中にある
繋(つな)がる心が僕たちの力だ」
(出典: グーフィーとドナルドの言葉 『KINGDOM HEARTS Re:coded』.)
The phrase that you used in the introduction, which is "Is this going to democratize access to capital or ownership in things?" I think that's what gets us all very excited about this. And I think that's very real.
〔意訳: この講演の冒頭で、「いろいろな資産をトークン化して売買する(流動性をもたせる)ことができるようになることで、普通の人たちが、資本市場から資金調達をすることができるようになったり、いろいろなモノの所有権を得ることができるようになる」という未来像が提示されました。私たちは皆、この未来について、とてもワクワクしています。そして、そのような未来は、かならず実現するだろうと思います。〕
(出典: ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)の言葉 「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")(6:24~6:35), 世界経済フォーラム年次総会2020, (日本語訳(意訳): 引用者).)
「心が命じたことは誰も止められない」
(出典: リクの言葉 『KINGDOM HEARTS III』.)
the long tail of capital and the long tail of things that are investable with capital is quite large. And it's hard for us to imagine what an efficient global marketplace for that would be. But I think that's where we're trying to point this.
〔意訳: 資本市場や、モノの所有権の市場における、「トークン化された資産」のロングテール販売(多品種少量販売)の市場規模と、そこに投資される資金は、とてつもなく巨大なものになるでしょう。現時点では、そのような、誰でも手軽に「トークン化された資産」を売買することができる、世界規模のマーケットプレイス(デジタル市場)が登場するなんて、想像できないかもしれません。ですが、そのような、誰でも参加できる「トークン化された資産」の市場が実現する可能性がある、ということこそが、私たちがお伝えしたいことなのです。〕
(出典: ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)の言葉 「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")(28:52~29:07), 世界経済フォーラム年次総会2020, (日本語訳(意訳): 引用者).)
大人も子供も、おねーさんも。
(出典: 『MOTHER 2』のキャッチコピー)
「すべては物語の問題である。
私たちが悩みを抱えているのは良い物語がないからだ。
私たちは一つの物語の終わりと新しい物語の始まりの間にいる。
昔話はもはや機能しない。
しかし私たちはまだ新しい物語を読んでいない。」
(原著の出典: Thomas Berry (2003) "The New Story" Teilhard in the 21st Century: The Emerging Spirit of Earth, p. 77.)
(日本語訳の出典: ベルナルド・リエター(著者), 堤大介(翻訳) 〔「エピローグ: 未来の物語」のエピグラフ(題句)〕, 『マネー : なぜ人はおカネに魅入られるのか』, 375ページ.)
"Destati! Tendi la mano"
〔目覚めよ! 手を伸ばせ〕
(出典: 「Destati」〔歌詞の一部分〕, 『KINGDOM HEARTS』.)
「ほら、新しい世界へのドアが開いた。
わたしはそこで何を見つけられるかな」
(出典: アーシュラ・K・ル=グウィン『いまファンタジーにできること』, 174ページ.)
ここでは、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)というものについて、お話させていただきたいとおもいます。
ここでの、おもな話題は、「個人が、活動資金を得るために、ファンの人たちや、応援してくれる人たちにとっての、価値があるNFTをつくって、それと交換することで、人びとから資金を集める」ということについての話です。
ただ、そのほかにも、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)にかかわりのある、いろいろな分野のことなども、ひろくとりあげながらお話できればなとおもいます。
いろいろな視点から、NFTについて考えてみることで、NFTに秘められたいろいろな可能性が、見えてくるのではないかとおもいます。
ここでお話させていただくことが、なにかの参考になればうれしいです。
m(_ _)m
(※このページに書かれている内容は、こちらのワードプレスブログの記事の内容の、冒頭部分です。そちらの記事の内容を、一度にすべて掲載することができませんので、何回かに分けておつたえしたいとおもいます。この下の目次が、その記事の目次です(随時、追加・修正しています)。)
目次
● NFT(ノン・ファンジブル・トークン)ってなに?
ノン・ファンジブル・トークン(Non-Fungible Token)って、どういう意味?
「token」(トークン)って、どういう意味?
「fungible」(ファンジブル)って、どういう意味?
「non-fungible」(ノン・ファンジブル)って、どういう意味?
NFTの「資産価値」って、なに?
自分なりに、NFTを一言で表現すると・・・
● 仮想商店Conataの、VRの3D空間のようなバーチャルコレクションルームで、所有しているNFTをながめてニンマリする
仮想商店Conataの「バーチャルコレクションルーム」で、所有しているトークン(NFT)をながめてみた
此方商店街の、ππ来来電脳ショップをおとずれて、VTuberの希来里パイさんに会う
参考: 仮想商店Conataの関連サイトなどの参考情報
● 新大陸メタバースに図書館建ててみた☆: 仮想都市Cryptovoxelsではじめる異世界トークンエコノミー
・ Cryptovoxelsの仮想都市オリジンシティ探索ツアー: ごちゃまぜ図書館 (Mingle Mangle Library) 創立記念
参考: 『百鬼夜行絵巻』の絵図と、その全体像が見られる動画を、ごちゃまぜ図書館に展示してみました
・ タロットカードの部屋(AEDICULA ARCANORUM)
・ 「創造主サトシ・ナカモト」や、「ビットコイン隕石によって絶滅する恐竜」の絵画が飾られている、ミュージアム・オブ・クリプトアート (MoCA)
・ 参考: メタバースってなに?
● Decentraland: たくさんの芸術作品がある美術館地区や、ショッピングモールや、寺社仏閣がある仮想都市(メタバース)
・ 参考: Decentralandの始め方&操作方法の説明
・ 仮想都市Decentralandをめぐる、わくわくドキドキな、メタバース探検ツアー☆
いろいろな芸術作品が展示されている美術館地区: ミュージアム・ディストリクト(Museum District)
そびえ立つ巨大ロボット
いろいろな絵画作品などが展示されているショッピングモール(Planet VR Mall)
イベント会場やテナントなどがあるカンファレンスセンター地区
ベガス・シティの「サトシの館」(シャトー・サトシ(Chateau Satoshi))
オフィスビルが建ち並ぶビジネス街
寺社仏閣がある東アジア風の場所
● 「海賊王の剣になる前に、勇者ロトが持っていた伝説の剣」: NFTのブロックチェーンに刻まれたストーリーの価値(感情的価値)が、パラメーターの価値(機能的価値)を超える
NFTアイテムの唯一性と資産性: 「ブロックチェーンを参照したら、『これは、ガチ、海賊王の剣じゃん!』みたいな」
NFTアイテムの物語: 「マリー・アントワネットが持ってて、ハプスブルクなんたらが持って、ナポレオンがなんたら、とか」
参考1: 「あたらしい経済」のサイト内の、「U25が今「ブロックチェーン業界」に身をおくべき理由」の講演についてのページ
参考2: 「海賊王の剣のたとえ話」を書き言葉にした、文語体の文章の記事
● 世界経済フォーラム講演2020「トークン資産からトークンエコノミーへ」: 大人も子供も、おねーさんも。
ダボス会議での講演「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")
登壇者の紹介1: ステーブルコインのUSDコイン(USDC)の、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)さんについて
登壇者の紹介2: MITのメディアラボの、デジタル通貨イニシアチブの、ネーハ・ナルラ(Neha Narula)さんについて
登壇者の紹介3(司会者): 世界経済フォーラムの、ブロックチェーン部門の代表者の、シーラ・ウォレン(Sheila Warren)さんについて
参考: だれでも不動産トークン(NFT)の売買ができるようになる「Blocksquare」
● Unlock Protocol: 「時は流れて 秘密は解かれ 世界は広がっていく」
もし、「アクセス権」のトークン(NFT)が、キーブレードのような、かっこいいカギだったら・・・
【余談】カギを開けて、扉の先へ: 『KINGDOM HEARTS』が示唆するもの
● 【余談】圧倒的ピュアで、応援したくなる」、「Italic Buterin」(イタリック・ブテリン)(笑)
【参考】「トークンが実現する新たな世界」のトークセッションで語られた、Ethereum(イーサリアム)の「ピュアさ」
● 「心が命じたこと」を可能にする「通貨」
ぼくがNFTに興味をもった理由
購入型(先行予約販売型)のクラウドファンディングに足りないもの
NFT(ノン・ファンジブル・トークン)の用途についての試案
「自分の人生の旅路を自由に操れるように」
● OpenSea: トークン(NFT)を売買することができるマーケットプレイス(デジタル市場)
自作したNFTの実例
自作NFTの実例: Hira Myōjin (比良明神)(世界初のブロックチェーン明神!?)
自作NFTの実例: 「Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房)」のカテゴリーのNFTの一覧ページ
自作NFTの実例: 源頼光が酒天童子(酒呑童子)との戦いでかぶっていた兜、Scarlet Dragon Crest Samurai Helmet (火縅なる竜頭の兜)
自作NFTの実例: そのほか
OpenSeaで閲覧できるNFTの実例
NFTの実例: レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ画
NFTの実例: Unlock Protocol
NFTの実例: lootbox(ボックスガチャ)
OpenSeaの開発者用のドキュメント: プログラムコードをつかってNFTをつくる方法について
OpenSeaであつかわれるNFTの種類のひとつ: lootbox(ボックスガチャ)
● Mintable: NFT(ERC721トークン)を鋳造(作成)することができるウェブサービス
Mintable
「トークンを mint (鋳造)する」 = 「トークンを作成する」
Mintable Discount cards: ドラクエの「さいごのカギ」のような「特権」を得ることができる、NTFの「カード」の効果
● プログラムコードをつかってNFTをつくる方法
OpenSeaの開発者用のドキュメント: プログラムコードをつかってNFTをつくる方法について
● 【参考】「トークンエコノミー」(Token Economy)という言葉についての補足
「トークンエコノミー」という言葉がつかわれている事例
行動療法の分野における「トークンエコノミー」という言葉について
5000年前の古代に、通貨としてつかわれていた粘土製のトークン
● 【余談】大昔につかわれていた、ブロックチェーンのさきがけの石!?
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「これ好奇のかけらなり、となむ語り伝へたるとや。」