初心者のための初心者によるVR事情
はじめに
VR初心者ですが、クリプト界隈のマスアダプションのためには他業界を巻き込む必要があると考えており、特にデザイナーやライターなどのクリエイターは大事だなと思っています。そんな中でもVR界隈は市場規模やニッチさがクリプトと似ているなと肌感ではありますが感じるところもあり、また地元名古屋にはXR Tech NagoyaやXRHouseといったイケてるコミュニティもあるのでちょっとご挨拶がてら勉強させてもらうことになりました。今回XR Tech NagoyaとXRHouseを運営しているむろまちさんに色々と教えていただいたので、その備忘録として以下に箇条書きではありますが書いてみました。クリプト界隈の方へ、すこしでも有益な情報であれば幸いです。
※XRHouseはSharebaseのコワーキングスペースの一角にあるコミュニティエリアです
本文
VRは大きく分けてバーチャルSNSプラットフォーム系とアプリ系があります。前者はVRChatやClusterに代表されるようなバーチャル空間でチャットなどのコミュニケーションをとるためのプラットフォームです。後者は名前の通りVRアプリケーションで、FPSなどの既存ゲームがVR空間で遊べるようなアプリを想像していただければいいと思います。最近のトレンドは前者のバーチャルSNSプラットフォームであり、このプラットフォーム上でもある程度のアプリケーションを構築することができます。イメージ的にはマイクラのVR版を想像していただければと思います。マイクラはすごく汎用的でゲーム内でゲームを作ることができると思いますが、バーチャルSNSも似たようなことが可能です。今回はこのバーチャルSNSに絞って、国内・国外のバーチャルSNSプラットフォームの紹介をしたいと思います。
- とりあえずやっとけ系
- Cluster:国産バーチャルSNS。適当なワールドへ行っても誰かしらいるので、それなりVR空間を楽しむことができます。
- AltspaceVR:海外ビットコイナーが最近オンラインイベントで使っているオンライン会議に特化したプラットフォーム。以下のイベントなどで使われている。
- Hubs:Mozillaが開発したブラウザでルームの作成もできる今一番ホットなバーチャルSNS。ブラウザだけで何でもできるのがすごい!
- バーチャルSNS
- Cluster:国産バーチャルSNS。ワールドと呼ばれる仮想空間の作成と、投げる・蹴るなどのアクションを組み合わせてミニゲーム的なものが作成可能。最近はスマホでもプレイできるようになった。
- Ambr:後発国産バーチャルSNS。Clusterには負けてる?
- VRChat:外国産バーチャルSNS。
- AltspaceVR:最近海外のビットコインミートアップなどでも使われているオンライン会議に特化?したバーチャルSNS。
- Hubs:Mozillaが開発したブラウザでルームの作成もできる今一番ホットなバーチャルSNS。
- STYLY:国産バーチャルSNS。バーチャル空間をブログなどに埋め込むことができるのが特徴的。以下はその埋め込みVR
- ブロックチェーン系
- Decentraland
- ブロックチェーンを活用し土地やアイテムを購入して仮想空間内に設置できるサービス。バーチャルSNSと大きく違うのはオープンワールドであること。オープンワールドとは、すべてのユーザーと同じVR空間へ入ることを指します。ClusterやVRChatではワールドと呼ばれる個別のVR空間へ集まるので、それらはプライベートワールドと呼ぶことができます。
- Cryptovoxels
- マイクラを想起させるよな世界観。ただし、Decentralandと同様あまり使われていない。これもオープンワールドで、1つのマップ上で構成されている。
- ERC721を活用したNFTをVR空間で売買可能
- https://www.cryptovoxels.com/
- Conata:国産ブロックチェーン系バーチャルグッズの販売所
- https://note.com/conata_world/n/n8bf66b569104
- 以下はConataのプロモ動画
- Decentraland
- リアルアバター
- 3Dスキャン(フォトグラメトリ)で作成する自身そっくりのアバター。
- 複製されないためにNFT化すると良い?この辺はブロックチェーンとの相性がいいと思われます。
- VRM
- VRアバターのための統一規格。このフォーマットで作成したアバターであれば、他のVRプラットフォームでも使用可能
- VRoidで作成可能
- Blenderでも作成可能
- フォトグラメトリ
- 何枚もの画像を使ってVR空間を作り上げる技術
- 以下はむろまちさんが作成した名古屋は大須商店街のフォトグラメトリ。Googleストリートビューとの違いは3軸か6軸。フォトグラメトリで作られた空間はそのままバーチャルSNSなどへアップロードでき、その空間に入ることができる。
- ヘッドセット
- Oculus Quest
- Oculus Go
- Oculus Rift
- Vive
- 名古屋のコミュニティ(他は知らん笑)
まとめ
VR界隈も盛り上がりを見せていますが、まだまだ市場規模は小さいのが現状です。VR空間での所有権や複製行為の乱用を防ぐために、NFT化をすると良いのではと思いましたが、VR界隈の開発者はあまり興味関心がないということを伺いました。また、VR空間でのアイテム購入なども仮想通貨でできると良いかもしれませんが、まずクレジットカード決済などが先行することが予想されます。
今後はVR界隈とのコミュニケーションも積極的にとっていければなと思います。面白いと思われた方は記事の購入と投げ銭宜しくお願いします!コメントも頂けると嬉しいです!