「Monacard完全非中央集権化構想 ver.2」への意見ぽえむ
つぶやき。ぽえむ。
であるからして、法的助言などでは断じて無い。
Ⓜ️
何か意見があればお願いします。
とのことなので、ぽえむを諳んじてみる次第。
結論から言うと
やらなくてもよいもの
・検閲
この「検閲」こそ、実装が必須のものっぽい。
まず、「アップロード API」。Winny の場合はクライアントからのアップロードだったので著作権法違反幇助が退けられましたが、サーバ提供の場合は事情が異なってくる可能性があります。ただし、アップロード時点での検閲は無理なのは明白です。とりあえず受け付けて、何らかの方法 (ブラックリストを共有したり、被害者からの申立窓口を作る、など)で処理を失敗させるという形にはなるでしょう。
次に、IPFS で pin している CID の公開。漫画村裁判で「リバースプロキシを用意しただけで著作権法違反」という判例が出てしまった今となっては、かなりリスキーです。
キャッシュ付きリバースプロキシと親しい機能を持つ、IPFS gateway を単に公開しているだけでもリスク感あります。加えて pin は即ち「コンテンツを、自ノードで永続化する行為」を意味します。当局に目をつけられた際には、法的に不利な形勢となるはず。
ちなみに、IPFS gateway を大規模に展開している Cloudflare は、検閲を行っているようです。
上記記事でも指摘されている通り、反検閲側と見られがちな CloudFlare が自主的に検閲しているのは、ちょっとした驚きです。しかし、CloudFlare でさえ検閲を行うくらい、IPFS gateway の公開には法的リスクが潜在している(かもしれない)ということの現れかもしれません。
Ⓜ️
「モナカードのアップロード機能分散化」そのものについては賛成です。
同時に。
法的リスクが高まるのは、モナカードにとって意に反することのはずで。
もう少し方針を揉んだほうが良いのでは…っぽい。しらんけど。
ぽえむ。
なお、現時点での mona.party には検閲機能は無く、近日中に実装予定…。