インド人というか南アジアの人間がやたら踊る件。
昔初めてインド映画を観たとき、話の途中でやたらに登場人物が急に歌いだしたり、どこからともなく出現したミラーボールの下で踊りだしたりするので、現実の世界でこんなことをしていたら大層疲れるだろうなと思っていた。
さて少し前、同居人と某仏教遺跡へバスで行く計画を立て、臭いバスに乗っていたのだけれど、ふと「○○まであとーーキロ」という標識が見えたので、同居人に「ああ、もうすぐつくみたいやで。」と話しかけたら、同居人は急に立ち上がってバスの狭い通路で踊り始めた。喜びを抑えきれなくなったらしい。
日本だとでかい男が急にバスの車内で踊りだしたら「ちょっとやめてください。皆さんのめいわくになりますよ」と注意されるか、「なにしとんや、クルクルパーかお前」と怖いおっさんに怒られるか、尿検査を強制されると思う。しかし運転手は全く気にも留めず、退屈していた乗客も踊りだしたり手拍子をしたりして、わけがわからないが盛り上がる必要すらないと思われる場面で盛り上がった。
この同居人はホーリ(ヒンズー教徒の春祭り)でも泥と汗と他人の血にまみれながら3時間踊ってその挙句に軽い脳震盪を起こした。先月はなんとかという聖人の没後を祝う祭りがあり、3日間トランス状態になりその後3日間疲れて寝込んだ。
昔、大阪駅で中年のサラリーマンが酔って「ラブマシーン」を大声で歌っているのをみかけたことがある。移民を大量に受け入れると、駅の構内で急に踊りだしたりヘドバンを始めたりする人らがさらに増えるだろう。多様性はなかなか大変だと思われる。知らんけど。