
民主主義の欺瞞
だれもが至高の価値だとして信じて疑わない民主主義。各紙新聞においても「民主主義が損なわれている」「民主主義を徹底せよ」と見ない日はない。私はこれを見るたびに馬鹿の一つ覚えだと呆れてしまう。民主主義を掲げてさえいればいいのか、それ以上の議論はないのか、考察はないのか。民主主義とは、至高のものではない。多くの欠点があり、不良品である。戦後日本は、民主主義の欺瞞に憑りつかれている。
現代日本において、これほどまでに民主主義信者を量産した原因は、大東亜戦争の敗戦である。戦後、進歩的知識人やマスコミは、その自虐史観にとらわれ、戦前は民主主義が失われていたため、戦争を起こしたと躍起になった。
しかし、それは、大きな過ちである。