ホームレス危機と放校危機と。

ホームレス危機と放校危機と。

すっかりスポットライトのことも忘却し、マッチングアプリで知り合った相手とも半年ほどで向こうの「実はマレーシア在住の女の子と別アプリで知り合って、その子と真剣交際考えててさぁ。」という50手前男のふざけた一言ですべてが終わり、そしていつの間にか12月となった。さっさと修士論文を終えてドイツから退却すればいいものを、学部の時と同じく指導教官と合わずアカハラに遭い無視を決め込まれて学業すらも崖っぷちである。崖っぷちの時こそ感性が研ぎ澄まされ、2日前から貝殻の裏に南国の絵を描いているのだ。たぶんゴッホもこんな感じで日本に幻想を抱きながらわけのわからん絵を描きながら死んでいったのであろう。

手持ちの金がなくなり、学業をこなしながらバイトもしなければならなくなった。しかし当人、日本語、英語、エスペラント語、イド語、ウルドゥー語、ヒンディー語、加えて少しのフランス語やアラビア語などがわかるが、滞在国の言語であるドイツ語がさっぱり分からないので仕事探しが困難を極めている。大人の玩具&AV視聴室、ホテルの掃除、クリスマスマーケットの手伝いなど近場のバイト30件ほど履歴書を送ったが、返事すらない。

インスタで絵を売ってて、描くもの全部売れるんならフリーランスになれるが、売れるのは実際のところ数か月に1回である。

【クリスマス前なのに暇人って奴、ちょっと見てね↓】

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記事を書いた人

200ユーロだけ持ってパキスタンから2019年10月にドイツに引っ越し。クルド難民シェルター在住。人類学の大学院生。万年貧乏。コミュ障。オタマトーン奏者。自称天才画家。

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