出会い系体験記。

出会い系体験記。

また久しぶりのログインとなった。オリンピックは全く関係なく、いつもと同じくレポート書きに追われている。ドイツに来て2年。あとひとつレポートが終わればあとは修士論文を書くだけである。我、人類学学徒。テーマはちょっと前に教授にやんわりと却下されまだ全くのタブララサである。

さて、もう何回もネタにしているが、過去に勢いで結婚し、その数週間後にまた勢いで離婚したという経緯がある。この2年間勉強ばかりしていたが、今年になって多少の余裕ができ、半年ほど彼氏のようなものが存在したが、この相手が薬物で捕まり、そういうことで出会い系サイトにおいて新たな出会いを求めようと、昨日、決意した。

ドイツのフェイスブックにはデーティングというマッチングサービス機能がある。アプリの新たなダウンロードも必要なく、メインのプロフィールとは別に出会い専用プロフィールを作ることができ、近場に住む相手を探してくれるというわけである。

あまり期待せずプロフィールを作ると、その瞬間からブルース・ウイリス(時期柄ウイルスと一瞬混同した。)かメタリカかというような恐ろしい人々から大量に連絡が届き始めた。しかも高い確率で半裸でビールジョッキを手にしたプロフ写真である。イスラム教徒でありまた体質的に全くアセトアルデヒドを分解できないわたしにとっては恐怖でしかない。

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記事を書いた人

200ユーロだけ持ってパキスタンから2019年10月にドイツに引っ越し。クルド難民シェルター在住。人類学の大学院生。万年貧乏。コミュ障。オタマトーン奏者。自称天才画家。

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