monacoin-core が relayfee を弄らない単純な理由

つぶやき。ぽえむ。

https://github.com/monacoin-core が ban されました。

GitHub も「こりゃ紛らわしいし酷いわ」とご納得されたようです。めでたしめでたし。

本稿で言う monacoin-core は monacoinproject 版を指します。

Ⓜ️

この ban の間接要因になった「モナコインの手数料は廉価すぎるのは無能の dev がデフォルト値を放置してきたから」疑惑。

ゲーム理論の入門書を斜め読みすれば、愚案であることが明白なのよ。必ず出てくる「囚人のジレンマ」ってやつ。

Spotlight を読みに来るようなコイナーな方々は、ゲーム理論もお好きでしょうから、入門書レベルの再解説は省く。

トランザクション手数料の話に適用するならば。

  1. もし採掘者が合理的思考を持ち互いに競合の場合、デフォルトの手数料をどう弄ろうとも、廉価な設定でトランザクションを引き受ける「デフレ競争」が必ず起きる。
  2. それが嫌だと思う採掘者にとっての解決策は、カルテルかトラスト。

これが囚人のジレンマが示すところ。ただでさえ独占的ではとの疑念があるモナコインのマイナーを結託させるインセンティブを与えてどーすんだ?

じゃあどーすんだ? 建設的な議論を!!!!

「トランザクション発行者が、喜んで(または巻き込まれて)高額な手数料を支払うような、インセンティブを設計する」これしかない。

ちなみにモナパーティはその一環。

過去を振り返ると、初期のモナコイン系サービスは、ほぼすべてオフチェーンで完結するものだったわけ。tipmona monappy askmona …。ぜんぶオフチェーンだったでしょ? (注: ユーザの利便性を最大限に考えた結果と推察されるので、それらサービスを詰る意図は無い)

モナパーティをリリースした真意の一つに「ユーザがトランザクションを発行しないと遊べないサービスインフラを作る」があったのよ。トランザクション発行されないことには手数料云々の議論にすらならない。

だがしかし「モナパーティでは足らん」のは現状見る限りそのとおりで。

最も安直な手として、Taproot Ordinals からの BRC-20 のようなバブルを仕掛けるか、Bitcoin Stamp のような、pruning 困難なゴミをトランザクションに埋め込むのを推奨するか。

だがしかし、いずれにしても持続性無いよね…、と。

「ヲタクのオハジキだ、オモチャだ」っつーても、曲がりなりにもホワイトリストを超えてグリーンリスト入りしている暗号資産で、大きくやらかせば、いろいろ厄介も想定されるわけで。

ぽえむ。

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