機関投資家向けクリプト市場と安定的な資産運用に向けた健全な市場形成にむけて|OndoFinance/RealT/SkipProtocol

機関投資家向けクリプト市場と安定的な資産運用に向けた健全な市場形成にむけて|OndoFinance/RealT/SkipProtocol

ういっす!

気になったプロジェクトをざっくばらんにまとめてみましたー✌️

・OndoFinance

https://ondo.finance/ousg

・投資したUSDCは、Coinbaseで保管/USDに交換

・OUSGファンドがETFの株式を購入

・ETFは、DTCの口座を通じてクリアストリートで保管/ブラックロックによって運用

・BNYメロン、シティ、JPモルガン、ステート・ストリートで保管

https://docs.ondo.finance/funds-and-cash-management/trust-and-security

上記のプロセスで運用されているUSDを担保にしたデジタル資産(OUSG)を貸して、USDCなどのステーブルコインを借りることもできるなど、たしかにPolyognでガス代安いと利用しやすそうですね。

Medium Risk の[M-01] Admin should be able to refund or redeem the sanctioned usersなどはkyc必須系のdappsでどう定義されるのか、などは少し気になったところです。

https://code4rena.com/reports/2023-01-ondo#h-01-loss-of-user-funds-when-completing-cash-redemptions

https://docs.ondo.finance/audits

機関投資家限定ですが、投資額100,000USDCから短期米国国債ETF(APY5%)への投資をマルチチェーンで展開とあって、デジタル資産担保市場の拡大につながっていきそうなプロジェクトですね。

・RealT

https://realt.co/

不動産ごとにLCC(有限会社)を設立し、部分的所有権を米国Regulation D/Sに準拠して販売しているRealT。

https://faq.realt.co/en/articles/7143782-realt-fully-compliant-us-security-tokens

利回りも7-20%となっており、独自トークンのRealT RMMなどDeFi事業も開始してますね。

RMMアプリケーション (RealT Market Maker) は、担保として置かれた RealToken と引き換えに、ステーブルコインの入金および融資サービスを提供するために、 RealT によって ( Defi AAVE v2 プロトコルから). 2022年4月に設立されました。

https://community-realt.gitbook.io/tuto-community/defi-realt/rmm

RWAはオラクルを使って不動産価格取得して契約書をNFTにしてみたいなややこしいストラクチャーが必要なのかなと思ってたのですが、Regulation D/S準拠の不動産担保トークンをAaveで流動させて、暗号資産と現実世界の有形資産を橋渡しとしている、などもう少し調べてみます。

https://4029096043-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2FQcs2CVc1dLNx1s027s4H%2Fuploads%2F9LiMLZp6uKu4LQhWGUQP%2FTuto%20RMM%20v4.2.pdf?alt=media&token=248ac46c-ef7d-4675-8bc0-fc67c8571890

・SkipProtocol

https://skip.money/

Cosmosエコシステムにおいてapplication specific-chain(app-chain)が、主権的にMEVを選択できるソブリンMEVソリューション「Skip Protocol」は、Skip V2 ( POB ) /Skip V1 ( Select ) を提供。

https://skip.money/docs

「Skip Protocol」は、フロントランニング攻撃やサンドイッチ攻撃などの有害なMEV戦略を防止し、Skip V1 ( Select ) ではバリデーター登録すると、ブロック内でのMEVのキャプチャ、参加者やネットワークとの共有設定を開始することができます。

https://docs.skip.money/select/intro

MEVといえば、去年の11月くらいにOFACからの検閲にともなうEthereumの検閲耐性などで少し気になっていたのですが、最近ではEthereum上のtx blockに対するOFACからの検閲は3%に低下しているようです。

https://www.mevwatch.info/

その後「マイナーがトランザクションを意図的に選択したり並び替えたりしたら同様の利益を得られるんじゃね?」と考えた天才が現れまして、これをMEVとして「Flash Boys 2.0」という論文で提唱しました。 ちなみに、論文はIEEE Symposium on Security and Privacy 2020というすごい学会で採択されており、ここから同じ内容の論文を読むことができます。

MEV と Flashbots について - 基礎編

https://vividot-de.fi/entry/Flashbots-Foundation-One

いろいろと勉強していこうと思います👍

まとめ

Blackrock, Fidelity and Invesco Race to Become First Spot Bitcoin ETF

機関投資家向け市場と安定的な資産運用に向けた健全な市場形成

といったところが表向きは無難に成長していきそうな気がしました!

ういっす!

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