ルーティング要求のレート制限で資源効率を向上させる
前回の記事でDiamondhandsノードのルーティングエラー統計について紹介しました。このルーティングエラーの中には自身ではどうにもできないエラーがあり、前回の記事ではエラー番号99がそれであり、DOWNSTREAM_ERROR、後続エラーなどと呼んでいます。そのようなルーティングエラーが多発している場合、そのルーティング要求をしているノード、チャネルに対してレート制限を掛けることが望ましいです。
また、DOWNSTREAM_ERRORを多発させている先行チャネルを特定して、そのチャネルからのルーティング成功率や収益性などを調べてみます。DOWNSTREAM_ERRORが多発していても、ルーティング成功回数や金額が多く収益性が良い場合はレート制限をすると収益が落ちる場合があります。なので、DOWNSTREAM_ERRORを多発させているかつルーティングの収益性が悪いチャネルを特定させて、そのチャネルに対してレート制限をかけてみるのが良さそうです。
以下の画像はルーティングエラーの統計データからある1日を選んで、チャネル別にエラー回数を集計したものになります。