中国でのモナコインの最新事情

日本で貿易商をやっている方(おそらく中国の方, ここではMさんとします)からモナコインに関して色々話を聞いたので共有します。

中国人のマイナーは日本の取引所でMONAを売っている

Mさんは日本でも会社を経営しているため、bitbankのアカウントを持っています。MさんはMONAの売買代行ビジネスもやっているとのことで、掘ったMONAを売りたい中国人マイナーからMONAを受け取り、bitbankで売却、手数料を受け取った上で(おそらくBTCで)マイナーに送っているそうです。このような代行業者は他にもいるとのことです。

これは日本の取引所が保管するMONAの合計量が、発行済MONAの量と比例して増えている現象と辻褄が合います。

Bittrexを使っている中国人マイナーはほとんどいないようです。例えばHuobiやBinanceは何かあったときに電話すればすぐ対応してくれるらしいのですが、Bittrexにはそれがなく、あまり信用されてないらしいです。

また、Mさんはモナコインを買いたい中国人との売買代行も行っているようです。

中国でのモナコインのイメージ

中国の仮想通貨解説サイトにおいて、モナコインは「ライトコインのクローン」と記載されているようです。(実際そうです)

モナコインの知名度はあまりなく、またライトコインのクローンであることから興味を示す人も少ないようです。(後述)

Mさんは、日本において仮想通貨の売買が合法である点についても強調していました。合法な国で生まれたコインは信用度が高いそうです。一方、中国では仮想通貨の売買は法律で認められておらず、グレーです。

中国でのライトコインのイメージ

ライトコインの生みの親であるチャーリー・リー氏は、2017年に自身の保有するLTCを全て売却しました。これが理由で、ライトコインは中国ではかなり嫌われているようです。

中国人がモナコインについて調べても、出てくる情報は「モナコインはライトコインのクローン」という情報だけ、そしてライトコインに対しては良いイメージがない。中国でモナコインが流行らない理由はここにあるとのことでした。

モナコインが世界で広まるには

現在モナコインはLitecoinベースで開発されていますが、これをBitcoinベースに変えると大きく変わるだろうとMさんはおっしゃっていました。

これに関してはモナコインの開発者の一人である無職業者BOTさんがBitcoinベースでの変更を提案している段階です。

Bitcoinベースとなることで、中国での認知度の向上が期待できるとのことです。Bitcoinベースに移行することは個人的にも大賛成です。

中国にはモナコインのマイナーがいるので、流行る基盤は最初からあります。欧米よりも中国の方が流行る可能性は高いとのことでした。

日本人だけではなく、日本と中国の橋渡しをしてくれている人もモナコインに対して積極的に活動してくれていることが分かり、これが知れただけでも大きな収穫でした。

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