第二回Diamond Handsミートアップ参加レポート2「ライトニングとゲーム応用」

第二回Diamond Handsミートアップ参加レポート2「ライトニングとゲーム応用」

↑1に続いて、2です。

Christian Moss氏( @MandelDuck )による「ライトニングとゲーム応用」

↑【追記】動画が公開されたのでリンクを貼りました。

日本語での発表でした。

Christian Moss 氏は2013年におそらく最初のBitcoin GameであるSarutobiを開発しています。

Sarutobiはスマホで、猿をいかに遠くに飛ばしポイントをもらうゲームで、ポイントをBitcoinで引き出せます。

ChrisはTAKARAも開発していました。

↑公式ページがもうないようなので、こちらの記事を載せておきます。

地図上にトークンを落として、実際に現地に行った人が拾ってもらえるゲームで個人的にも愛用していたゲームです。懐かしい!

Chrisの所属するZEBEDEEは誰でも簡単にBitcoinをGameに入れる技術を提供する会社です。

ZEBEDEE KARTというマリ○カート的なゲームも開発しており、Bitcoin好きな南米人が楽しんでいるそうですww

ゲームでBitcoinをオンチェーンで送る際の課題:

かつて、base58アドレスに送っていたが、base58のアドレスは分かりにくい

また、手数料が高すぎるので、Layer2が必要という結論に行き着いたそうです。

ただし、LNをゲームに応用するにも課題があります。

LNはアドレスがありません。

受取者がInvoiceを発行する必要があり、分かりにくいです。

LNURLが開発されたので、LNURL WITHDRAWをゲームで使用することにしました。

ゲームが作ったLNURL WITHDRAWをプレイヤーのウォレットに送り、プレイヤーのウォレットはLNURLを解析して金額が見えます。

ただし、プレイヤー同士でどうやってビットコインを送るという課題が残ります。プレイヤーは全員がLNノードを持っているわけではないからです。

ZEBEDEEはGaming Tagを用いることにより、ユーザ同士の送金を可能にしました。ただし、ZEBEDEEのDB内での記録で、ZEBEDEEユーザの範囲内だけとなります。

そこで、Emailアドレスと同じ形でLightning Addressを開発しました。Lightning Addressを使うには今のところ、サーバーが必要ですが、大きな前進です!

質疑応答

Q. 収益は得られているのか?

A. 稼げているゲームもある。ゲームでユーザーが稼ぐこともでき、ユーザーが増えればZEBEDEEも収益を上げられる

Q. ビットコインゲーム開発を続けてきたモチベーションは?

A. 気まぐれ。作りたいものを作る。sarutobiは個人でやりたいように作ったが、今は組織内でちゃんと開発している

Lightning Networkのゲーム応用からも目が離せません!

↓続きはこちら

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記事を書いた人

ブロックチェーンエンジニア。 好きな食べ物はTwo Dogs TaproomのPizza。

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