AWSでビットコフルノードを建てる場合のランニングコスト試算
AWSでビットコフルノードを建てました。
のでそのランニングコストを計算します。
Why AWS?
最安構成だと他の方々が紹介されているような、 ラズパイ+Umbrel だとか6コア400GBDDで2,000円弱/月のカゴヤ・ジャパン だとか、Time4VPS だとかある みたいですが、慣れているサービスを使い、また安定性も高くスケールの楽なものということでAWSでたててみた。
AWSを利用する大きなメリットとして、秒単位の課金計算である点があり、また停止したインスタンスはインスタンスタイプを変更することができるので、
初回起動時のブロックの同期にはコンピューティング最適化のクソデカインスタンス(c6g.4xlargeとか) を利用し、同期が終わって運用フェーズに入ったら安めの汎用インスタンスに変更することができます。
ちなみにc6g.4xlargeを使うと大体2日ぐらいで同期は終わりました。
構成
リージョンはus-east-1 バージニア北部です。一番安かったので。東京リージョンに比べるとSSHのターミナルでレイテンシが気になりますが、ビットコフルノードとしては海外であろうと関係ないのでよいかなとおもいます。
- EC2 t4g.medium (オンデマンド)
- EBS gp3(10GB) ルートボリューム SSD
- EBS sc1(500GB) ビットコのデータを入れておくHDD
t4g.mediumにしていますが、同期が終わってしまえばあまり負荷かからないので多分t4g.smallでも動くとは思います。変にケチってリソース使い果たして困るより金で解決しようという考え方なのでmediumにしています。実際CPU使用率とメモリ使用率をみてもまったく問題なさそうです。
リザーブドにすると安くできそうですが、勝手に止まったら困るのでオンデマンドで払うことにしています。
sc1(cold HDD)はルートボリュームにできないみたいなので10GBの適当なSSDをくっつけています。
ちなみに、HDDは2021年3月時点で400GB弱使用されています。
料金
EC2
EC2 t4g.mediumは現在 0.0336USD/時間 です。あまり知られていませんが、1ヶ月は720時間ぐらいあるので、25USD/月になります。t4gなのでクレジット無制限モードがデフォルトオンになっていますが、ブロックのverificationのときにcpuがスパイクするぐらいで基本的には対してリソースつかっていないので、CPUクレジットはあまっていきます。
データ転送料金は0.09USD/GB です。Minimum Requirementによれば、月に200GBぐらい転送するらしいので、18USD/月ぐらいかかることになります。
EBS gp3 SSD
0.08USD/(GB*月) です。 10GBしか使っていないので 0.8USD / 月になります。
EBS sc1 HDD
0.015USD/(GB*月 )です。500GBなので、7.5USD/月になります。
合計
25 + 18 + 0.8 + 7.5 USD/月 = 51.3 USD/月
5,000~6,000円って聞くと高いですが、50$ とか 0.00085 BTC とか0.025ETHって聞くと安いですよね。