中国ペペ
こんな記事を読んだんですが、
「寝そべり主義」 中国の若者に広がる諦め感
https://www.jiji.com/jc/article?k=20210624041700a&g=afp
いきなりペペの写真でなんじゃこらと思った。
以下引用
若い世代の幻滅感は「喪(サン)文化」という言葉でくくることができる。喪文化は、1990年代以降の若者たちの敗北感を表す自虐的なサブカルチャーとして生まれた。「喪」は意気消沈、無気力を意味する。
(中略)
喪文化の初期のシンボルは、「カエルのペペ」だった。米国では極右勢力オルト・ライトのシンボルとして重用された漫画キャラクターだが、中国では「悲しいカエル」と呼ばれ、ペペを用いたミーム(笑いを誘うネット画像や動画)が世代の幻滅感を伝えた。
香港のデモでペペが使われていたのは知ってましたが、中国本土でも割と浸透してたんですね。
何だかんだでペペがミームとして通用しないのは、日本くらいじゃないでしょうか?知らんけど。
多分日本ではマジでレアペペ関係者くらいしかペペを認知してないし、それもペペキャッシュのマスコットキャラクターくらいにしか認識されてない気がします。
もっとも日本の場合は日本固有の伝統的なミームキャラがあるからではないかとも思ったんですが、よくよく考えるとモナーとかやる夫と言った2ch由来のキャラはもはや古生物と言っても過言ではなく、現行のミームキャラと言えば現場猫くらいしか思いつかない。他になんかあったっけ?
さて、冒頭の記事の話に戻って「寝そべり族」について。個人的な所感としてこういうのは中国に限らず世界的な傾向と思います。特にネット上のサブカルチャーを見てるとそう思う。中国が「喪文化」なら、欧米はDoomerです。日本はどうだろうか?日本には「働いたら負け」という古来からの格言がありますね。まあでも発展のさなかにある中国でこんな感じだったら、逆に日本のゆとり世代とかむしろ頑張りすぎなのでは?とすら思う。