プッシュ型送金のAMP
LNDのv0.13から利用可能予定とされるAMPがTwitterで公開されていました。スレッドではLN開発陣からの質問攻めで盛り上がってますね。
AMPに似ている名前や機能にMPPやKeysendがありますが、違いは以下となります。
- AMP (Atomic Multipath Payment) ・・・プッシュ型送金で、都度インボイスが不要。レシートなし
- MPP (Multi-Part Payments) ・・・コインを分割して送金できるが、都度インボイスが必要。レシートあり
- Keysend・・・プッシュ型送金だが、分割して送金ができない。
AMPのインボイスは公開しても問題ないので、通常のビットコインアドレスのように使うことができます。Keysendでも同じ要件は満たせますが、コインを分割して送金することができない欠点があります。今回公開されたAMP用インボイスは一度限りの支払いとのことでした。今後は再利用可能なAMPインボイスが実装されるようです。AMP用インボイスの主要なフィールド構成は以下
- destination :ノードID(固定)
- payment_addr:支払い先アドレス(固定)
- set_id:支払い用ナンス(変動)
AMPとMPPの技術的な違いは以下の動画が分かりやすく纏められています。