BTCを使い回してチャネルを開く後編 satoshiの利用は計画的に
スクショが多いのは素人がノードを管理してるからです
前編の続きになります
1 目的のノードAとチャネルを開く
これはまぁたいして説明はいらないかと。少しアドバイスするならインバウンドを必要としやすいノードを選ぶと良いです。個人的にはwallet系ノードがインバウンドを消費しやすいと思っています(そう言いながらACINQはちょっと違う気がする)
これでノードAと1,000,000sats使ってチャネルを開き、バランスは
チャネルAに1,000,000sats使ったのでオンチェーン上のBTCは7,000,000satsに減ります
2 ナイスハッシュのアカウント開設
ナイスハッシュがLNに対応しているのはありがたいです。ただしLNでナイスハッシュへの入金は現状難なくできていますが、出金トラブルになっているようです。おなまえさんはナイスハッシュに詳しいですね
ただ、アカウントを持っていなくてこのために開設するのも何か違う気がするので「こいつダメだ」と思ったらここで止めましょう。私は言葉巧みに誘導してコイン◯ェックでビットコイン買わせるようなブログではありませんのでダメだと思ったら辞めるのが正解です。
3 ナイスハッシュの自分のアカウントへLNでBTCを送金
ナイスハッシュへログインしBTCウォレットへ移動し、入金を選択
オンチェーンで入金するのかLNで入金するのかの選択が出るのでLightning Networkを選ぶ。ここでは試しに0.009BTC(900,000sats)分のインボイスを作成
期限切れを起こしますけどそれでも少し消しておきました
このインボイスを元にLN管理アプリのRTLを使って送金します。ここで前編で説明したRTLのFirst Outgoing Channelが活躍します。送金時のチャネル指定の項目と同じ要領でノードAからナイスハッシュへLNで送金します。
Fixed Limitで手数料の上限を入れます。やたらと安い手数料だと送金できませんでした、となるので目安を1000ppm(0.1%)程度にしています。それでも失敗と出たら少しずつ金額を上げて試していきましょう。手数料は節約が大事です
バランスはノードAのアウトバウンドが減りインバウンドが生成。インバウンドの合計は1,400,000satsになります。
4 ナイスハッシュから自分のノードへオンチェーンでBTCを送金
これは古典的な単なるオンチェーン送金なので結構割愛します。手数料の安さがナイスハッシュを使っている理由で他にもっと安いところがあればそっちを使うだろうと思います。
ナイスハッシュへ送金した0.009BTC(900,000sats)を全額RedBearノードへ送金すると
RedBearノードのBTCが7,900,00satsになりチャネルAを手軽に開けました。
5 「1」へ戻る
これを繰り返すと複数のチャネル(基本インバウンドキャパシティだけ)を用意することができます。
インバウンドキャパシティ
このBTC使い回しでチャネルを複数開くとインバウンドキャパシティだけが増大していきます。しかし、ルーティング量を左右するのはアウトバウンドキャパシティであることに変わりありません。それではこの行動に何か意味はあるのか?と
やっと出番がきました
でも本音は間違いを指摘してもらいたいはず
推測ですがチャネルが多い方がルーティング発生の機会は少しは上がるんじゃないかと思います(中身インバウンドだらけですが)。ルーティング順位はライトニングネットワークのアルゴリズムで決まっていきますが、その俎上に乗るには先ずはチャネルを開くことからかなと。
ただし超多数のチャネルを開いてもBTCを消費するだけになり、インバウンドキャパシティが多めのノードになるだけです。
やはり良いノード選びが大事で、良さそうなノードを見つけたら今回のやり方を試すくらいがちょうど良いかなと思います。
satoshiの利用は計画的に、ですね。
自分なりに問題点を見つけてみた。
1.流動性の枯渇・NHまで届くルートが無いなどNHへの送金がうまく行かない場合、off-on chainのスワップできず使い回しができない。
対策) LOOPのloop-out、Wallet of Satoshiのオンチェーン出金、LN入金可能な取引所などで代用する。コストはNHより高い。
2.繰り返しすぎるとスワップコストが嵩み、アウトキャパにつかえるBTCが少なくなる。結局アウトキャパを使ってもらうことでルーティングFeeが発生するのでFeeを稼ぐ原資が減る。
対策)やりすぎない。どのノードとチャネルを開くのか選定した後実施する。