帝国憲法下での選挙権(国税15円)の価値は?
お疲れ様です。3回目の投稿です。
最近、政治が「お金配り合戦」になってきている事に暗雲たる思いをしている人も、大賛成の人もいると思います。
ふとした拍子に
「大日本帝国憲法公布時に同時に衆議院選挙で国税15円以上納める25歳以上男子のみ選挙権が与えられた」
という教科書で習ったことを思い出しました。当時はこの金額がとんでもない金額だと習いましたのでちょっと換算してみる事にしました。
現代は所得税のほかに社会保険税、住民税、消費税等の負担が大きいですがわかりやすく国税=所得税として計算しました。
15円というお金の価値ですが当時の金の価格から算定すると現在では約105,000円程度でした。
お米で換算すると現在では120,000円程度でした。
なのでざっくり所得税11万円程度支払っているサラリーマンで計算すると年収400万円程度という事になります。
当然当時は工業化もされてなく今の年収400万円相当稼げる人は相当少なかったと思われますが国税15円というのは現代で言えば11万円程度で目の飛び出る金額でもないという事が分かりました。
戦前から昭和までの方々が子孫のために一生懸命働いてくれたおかげで、日本が豊かになったという事でしょうか。