経営戦略論について

経営戦略論について

 従業員数が多い企業では、従業員一人ひとりの意見や考えを把握するのは困難です。
もしその集団で何も考えずに活動すると、必ず分裂してしまいます。そこで、経営戦略としてのビジョンを打ち立て、従業員に刷り込むことで、従業員をまとめる必要があります。

ここで、優れたビジョンとして、以下があります。

・ハッキリした将来像を持つこと
・利害関係者の長期的利益に即している
・実現可能な具体的目標
・その方向を向いているのかが明確
・どんな変革が起きても柔軟に対応できる
・組織との意思疎通が取りやすい

では、これをどのようにして実現していくのでしょうか。そのための指針となる代表的な分析法を2つ紹介します。

①SWOT分析

SWOT分析は、以下の図を使って、企業が置かれている現状と経営に対する意味合いを整理します。

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具体的には

 強み・弱み 
→ 自社の経営資源(例えば商品力や技術力、人材など)について、競合他社よりも優れているのか、劣っているのかを評価

 機会・脅威 
→ 組織が目的を達成する上で影響を受ける可能性のあるマクロ要因(政治・経済や社会情勢など)やミクロ要因(市場トレンド。価値傾向)を評価して、促進要因と阻害要因に分ける。

②PPM

多種類の製品の販売・製造や、複数の事業を行なっている企業が、戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的となる製品や事業の組み合わせを考え、その展開の方式を決定するためのものです。

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花形 
→ 積極的な資金投入が必要とされます

金のなる木 
→ 今後の成長は見込めないと考えられます。しかし、自社のシェアが大きい場合は効率的な経営を行い、高収入を得るようにします。

問題視 
→ 花形に育てるか、撤退をすることのどちらかを選択します。

負け犬 
→ いかにロスなく撤退をすることを考えます。

暗号資産投資も、この図に当てはめて考えると、どの銘柄に投資をすればいいのかを考える材料になるのかと思います。

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