株式から入るとビットコインに馴染みにくい気がする
私もそうだったからそう思ってるだけかもしれないけれど、株式から入るとビットコインに馴染みにくいような気がしている。
株式から入って少しは勉強しようと思ったらまずDCF法が出てきて、企業が生み出す将来のキャッシュフローを現在価値に割り引くことで企業価値が算出できるとかいうのが出てくるし、神様みたいな扱いのウォーレン・バフェットの「株式とは違ってゴールドは何も生み出さない資産だから買わない」みたいな発言が出てくる。
だから自然とキャッシュフローを生み出すものは理論価値(本源的価値)みたいなものが算出できる資産だけど、キャッシュフローを生まないものはそれが高いか安いかを判断する基準がないから買えないみたいな思考になってくると思う。(最近の何も考えず念仏を唱えれば救われる的な、ただオルカン積立していればいいんだみたいな人たちはそうでもないかもしれないけど)
私はまさにそんな感じで、2016〜2017年くらいにビットコインのことを認知して買おうかどうか調べてみたときは投資不適格だと思ってスルーした。当時はキャッシュフローのある資産だけでいいと思ってたから、ゴールドも不要派で受け入れにくかった気がする。
私の場合はそのあとペーパーアセット(不動産も)だけだと完全に自国政府に依存することになって怖いなあと感じるようになって、ゴールドからポータビリティに優れるビットコインに移ったんだけど、基本的にペーパーアセットにだけ投資してる人は自国政府への信頼感もなんだかんだ言って高い気がする。
キャッシュフローを生まないものは理論価値(本源的価値)がないという考えと、それから自国政府への信頼感の高さが揃っていたら、ビットコインとかゴールドとかは受け入れるハードルがかなり高そうな気がしている。
「金持ち父さん貧乏父さん」もキャッシュフローを生み出す資産を持ちなさいという教えだったような。