アルゼンチンは本当に変れるか?

アルゼンチンは本当に変れるか?

ミレイが出した2025年の予算案から、アルゼンチンの変革の可能性を見てみましょう。以下引用抜粋。

・インフレと闘うために、彼らは価格統制を導入しましたが、これは4000年前から効果がないことがわかっていることです。彼らは、私有財産を破壊し、経済計算を妨げ、資本を破壊し、結果として貧困と困窮を増大させるような規制を考案しました。これが、政治家やアナリストが経済政策と呼ぶ、悲しいアルゼンチンの歴史であり、アルゼンチン国民の財産権の組織的な侵害にほかならないのです。

・増税の可能性がなくなれば、財政赤字を解決するもうひとつの方法は借金、つまり将来の世代に今日の浪費の負担を負わせることです。これは、ポピュリズムの祭壇に若者の命を捧げることにほかならなりません。つまり、今日すでに70%が貧しい将来世代の絶滅を意味します。

・管理するということは、貧困から利益を得る中間業者を排除することです。管理することは、ピケを排除し、AMBAで4カ月以上道路封鎖をしないことです。管理するということは、ロサリオでの殺人事件の75%を減らすことです。管理するということは、仕事に従事する人々の生活を容易にするために、経済のあらゆる部門に存在する際限のない規制を撤廃することです。管理するとは、民間部門の信頼を取り戻すことであり、すでに発表しているように、民間部門は50,000百万ドル以上の投資を計画しています。要するに、管理することは国家を管理することではなく、管理することは社会を拡大するために国家を縮小することなのです。

・つまり、この方法論が今後も維持されるのであれば、減税だけでなく、実質的な租税圧力である国家規模の縮小も可能になります。明確で疑いのないようにもう一度繰り返したいと思います。私たちが国家予算で提示しているこの方法論は、マクロ経済がどのようなシナリオになろうとも、財政結果を守るものです。経済がどうなろうと、私たちの見積もりが正しいか間違っているかは関係ありません。経済シナリオがどうであれ、財政結果は常に保証されます。

・経済プロセスに干渉するのは国家の仕事ではないということを、きっぱりと理解しなければなりません。私たちは、いかなる種類の景気循環政策も信じていません。私たちは、自由を信じ、財産権を信じ、価格が自らを自由に表現することを信じています。景気循環が本物であれば、つまり、それが現実に発生したものであれば、国家はマクロ経済の安定と法の支配を保証する以外にすることはありません。経済循環が本物ではなく、国家によって生み出されたものであるならば、それはマフィアが私たちの足を折ってから松葉杖を差し出すのを受け入れるのと同じです。私たちは国家の松葉杖など望んでいません。自由の中で生きたいのです。足を折られたくないのです。

・私たちが正しいことをすれば、経済的に安定した国に住むことができ、そこで人生設計を立てたり、家族を養ったり、収益性の高いビジネスを始めたりすることが再び現実になります。物事を正しく行えば、世界の経済自由度ランキングのトップに立つことができるでしょう。物事を正しく行えば、ミルトン・フリードマンが言ったように、国家が再び国民の主人ではなく、国民の僕となる国になります。

引用元:自由主義研究所「議会での2025年予算案を発表するミレイ大統領の演説【日本語文字起こし全文】」

https://note.com/jfujimaru/n/n7686fc211211

ミレイのビジョンはどこまで実現するのでしょう。政治家を評価するとき「言っていることと、やっていることが一致しているか」が大事です。今後を見守りたいですね。

前回記事(ミレイ当選直後に書いてますね)

「亜爾然丁大統領の話」

https://spotlight.soy/detail?article_id=e5z94glsc

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