
ビットコイナー的オルタナティブ四季報
自身の財産をビットコインで貯蔵し、必要最低限のフィアットをお財布に入れて生活をしている場合、余計なことをせず人生を楽しむが吉ですが、ビットコイン基軸でオルタナティブ商品のスペキュレーションやギャンブルも楽しみたい暇人向けの記事。個人的な趣味で5つのオルタナティブを紹介。
候補①Strategy(MSTR):ビットコイン・ベンチマークに対し、低利や無利子の転換社債、株式発行の資金レバレッジでαを狙う戦略。直近はNAV Premium2倍前後で安定。NISA口座買付で所得税・住民税ゼロと税制面で優位。ファウンダー兼最大株主のセラおじ中央集権がリスク。未実現利益への課税問題が未知数。ビットコインに高確率連動でレバレッジ銘柄としても機能。
候補②その他株式:M7、S&P500、世界株式インデックス、株主優待など多種多様な切り口で設定可能。①と同様に税制面で優位。エヌビディアのようなお宝銘柄を探すのも良し、オルカンでほったらかすのも良し。米国テック株主導の長期ブル相場がトランプ大騒動で停滞中。寅さんに市場が反応しなくなればブル相場復活も。米国債10年利回り、FRB議長人事の動向によっては押し目も。
候補③GOLD:混乱の時代にこそ輝く最強コモディティ。利回りを生まず、長期では株式に劣後する歴史を持つものの、高インフレ時代に強いインフレファイター。ビットコイン登場後も人気はうなぎ登りで最高値更新中。直近の中期チャートで主要株式指数を抜き去り、サイクル絶頂期の可能性あり。米国債のリスクフリー性低下、米中対立激化シナリオが続く限りファンダメンタルズは良好。
候補④不動産:居住用不動産、投資用不動産、REITでアセット性質変わるが、一般的に多額ローン前提の商品のため、金利上昇局面で価格が停滞しやすいのは共通。近年のJ‐REIT低迷は、10年物国債利回りが20年ぶりの高水準の影響大。海外REITとの逆相関は世界各国の金利低下傾向を反映。地方は超長期の価格低迷で妙味あり。ただし現物の土地・建物は個別性高く、地方では流動性低めなのが難点。
候補⑤美術品・コレクターズアイテム:伝統的資産との相関性の低さが魅力。セグメント別で美術品(絵画、彫刻)、アンティーク、貨幣(コイン)、切手、玩具、漫画・アニメ関連、トレーディングカード、スポーツ記念品、ジュエリー・時計、ビンテージファッション、映画関連品など。市場規模の小ささ、保管コスト、盗難リスクが課題。資産的価値と趣味・実益を兼ねた対象としても注目。
※筆者は①②③④保有中。②XYZとTSLAは当面テック株不利と考え①に集約。ノーポジの日本株は小型株中心で検討中。