フルグル漫画賞への提言
フルグルの漫画コンテストについて、友人(某有名アニメの作画監督)との会話。
「運営が1000万円以上払えるならプロ漫画家にテーマ設定した短編書いてもらえる。」
「まあ厳しいけど、ワンピの尾田っちとかジョジョの荒木にビットコインとかサトシ・ナカモトのイラスト1枚でも書いてもらうほうが社会へのインパクトがある。」
ビットコインをモチーフにした創作物の公募自体に意味があるという考えも解るし、素晴らしい作品が入賞する事を願っている。
ここでは敢えてハイクオリティを求め、プロに仕上げてもらう方が、大衆へのアピールの確実性や費用対効果があるのではという事を述べる。※中田から松本への提言風に残しておく。
じゃあ、どの漫画家に書いてもらいたいかなという話。自分の妄想だと、鳥山明や一条ゆかりみたいに故人や少女漫画家も入れてしまうので、もう少し現実味がある人を話し合ってご指名してみた。
・第一回選択希望選手 魚豊
代表作『チ。-地球の運動について-』
「禁じられた真理」を探求する人々を描いた一大叙事詩。舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想が火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。しかしある日、ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは異端思想ド真ン中のある「真理」だった!
科学的探求への弾圧をテーマとした歴史フィクション。NHKでアニメ放映開始により再び盛り上がりを見せている。
魚豊は最新作へのコメントで「社会的にあまり受け入れられていないものに熱中する人の物語に挑戦したい」と話し、まさにサイファーパンクを描く漫画家に相応しい。
・第二回選択希望選手 堀越耕平
代表作『僕のヒーローアカデミア』
舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。 事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指し、雄英校に通う高校生・緑谷出久とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく!
ジャンプを支えた人気作。著者は長期連載が終わり休息期間なので、1BTCで読切を書いてもらうチャンス。笑
ヒロアカ作者がビットコインの物語を描けば、多くの小中高生が注目するだろう。少年漫画の王道テイストで描かれた作品は、子どもたちの心に確実に届くはず。
・第3回選択希望選手 諫山創
代表作『進撃の巨人』
人間を捕食する“巨人”が存在する世界。巨人の侵入を阻む巨大な3つの壁(マリア/ローゼ/シーナ)の中で生まれ育った主人公エレン・イェーガーは、ある日、幼馴染のミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトとともに、超大型巨人が壁を壊す場面に遭遇する。
母親を目の前で捕食されたエレンは、この世から巨人を1匹残らず駆逐することを決意し、壁内の軍事組織に入団。後に調査兵団へと配属され、ミカサやアルミンら仲間たちとともに命をかけて巨人討伐に挑む!
言わずと知れたビッグタイトル。実力・知名度から本来は一位指名だが、依頼受諾の可能性の低さを考慮した。
長期休養中であるため、次回作が具体化しない間はワンチャンある。海外にも多くのファンを抱える作者。その次回テーマがビットコインやサトシなら世界が関心を示すだろう。
ドラフト外
・冨樫義博
代表作『ハンター×ハンター』
キャラ限定→第3王子チョウライの守護霊獣
口から一日一枚ずつコインを落とし、コインの所有者が条件を満たすと様々な能力が発現する具現化系複合型の能力。コインは実在しないデザインで、数字が1から10へ増加する。チョウライの手元にあるコインは1のままであり、譲渡したコインは10に変化する設定。時間経過または 受け取った人間の数に応じてコインの価値が高まっている?
これはワンチャン、ビットコインから構想した可能性あり。王子のコインを受け取った人数→ビットコイン保有者またはノード数というロジック。
一方、配られた枚数で数字が増える仕組みなら、王子が国民へハイパーインフレーションしていくフィアットを手渡しするというメタファーかも。
・さいとう・たかを(スタジオ)
代表作『ゴルゴ13』
第201巻「最終通貨の攻防」
仮想通貨「ディール・コイン」をテーマにした経済モノ。129巻収録『最終暗号』の続編としても楽しめる作品。謎の発明者サトル・ナカタとは何者か? 仮想通貨の台頭を阻止するべく暗躍するゴルデンシルト一族とは? 腕利きの暗殺者・トロイ&ソフィーとゴルゴの闘い。
コミック単行本発行巻数世界記録突破でギネス登録となった201巻の表題作はビットコイン・オマージュ作品。デューク東郷が世界を一変させる匿名開発者の秘密に迫る。(未読ならぜひ!)
どれも確実に話題になるので、フルグルの意図は達成出来るのでは?今は上昇相場が重なって環境も良好。有名漫画家とのコラボが実現すれば、日本のお家芸MANGAによるビットコイン・マスアダプションへの記念碑的作品となるだろう。
マンガコンテストに参加表明されている方をTwitterで見に行きましたが
AI漫画家の方が大半の印象でした
AIマンガ作品が一般の方に受け入れられていればいいなとは思っています(自分はその辺り疎くて・・・)