SynologyのNAS(DS118)を買ったよ
買って3日ほど使っていますが、めちゃ快適に使えてるのでレビューしとこうかなと思います。
使用条件
- SOHOのデータサーバー代わりとして(WEB制作してます)
- 写真の整理をはかどらせたい
- 外出先から保存データにアクセスしたい
- できれば今使ってるNAS(BUFFALO LS210D)にバックアップしたい
※注 一番最後におまけで注釈入れてます。ちょっとだけむずい。 - できればクラウドストレージと同期したい
という感じです。
結論から言うと全部できます。
クラウドストレージ同期は予算上まだ試してないのですが、やってる方が結構いるみたいなのでググっていただければすぐ記事が出るかと思います。
なぜDS118にしたの?
そもそもRAIDは復旧時にめんどくさいことが多いのと定時バックアップで十分かつヒューマンエラー(間違えてファイル削除等)の回避がしやすいため1ベイのもので十分と考えてました。NAS用HDD(IRONWOLFとか)はちょっと高いしね…
このDS118と同等のもので、新版かつ廉価なDS120Jというのが出てたのですが、
- DS118の方がメモリが倍
- DS118の方がSynology Driveの推奨ホストされるファイル数が10倍ほど多い
(100000ファイル)
という差があったので、ちょっと高級なやつ買っとくかって感じでした。
家庭用ならDS120Jでも大丈夫だと思います。
さっそく使ってみる
機器のセッティングは別売りHDDをがっちゃんこするだけなので自作慣れしてる人は寝ながらでもできます。慣れてない人でも「あーここに挿してネジ止めすればいいのね」と直感でわかるでしょう。たぶん。
AC電源とLANケーブルを指してWebブラウザーのアドレスバーにfind.synology.com
と入力すれば下記のような画面が出ます。
画面が出ない場合は同一ネットワーク内にNASがつながってるか確認しましょう。
後は接続ボタンをクリックして使用条件に同意などなんちゃらかんちゃらして
DSM(DiskStation Manager)のインストールが始まります。
この後管理者アカウントの作成、QuickConnectの設定と続きます。
(QuickConnectは外出先からの接続が不必要なら設定しなくてもいいです)
あっという間に出来上がり♪
この間、わずか5分足らず(OSインストール待ちは除く)。
NASとしての基本機能はこのままでも使えます。
Windows10からアクセスしたければ、ワークスペースの設定が必要っぽいです。
DSMからコントロールパネルをクリックし、ファイルサービス→ワークグループを設定します。
この時、共有フォルダにアクセスするためのアドレスが下の青枠に表示されてるので、エクスプローラからこのアドレスを直入力してやってもアクセス可能です。
Windows10の「ネットワーク」→「コンピュータ」からでもアクセス可能。
いずれも初回はユーザー権限を求められるので、DSMで設定したユーザー情報を入力します。
最初に登録したユーザーでもいいし、DSMのコントロールパネルで追加ももちろんできます。
Synology NASのここがすごい
このNASの凄さはいくつかあるんですが、
- ウィジェットが優秀
- コントロールパネルがわかりやすい
- 拡張機能がすごい
この3つで推したいところです。
記事が長くなりすぎるのでサラッと流します。
ウィジェットが優秀
NASってHDDの健康状態気になりませんか?
BUFFALOのNAS(LS210Dだけかな?)って管理画面からS.M.A.R.T.情報見れないんですよね…
でもSynologyNASなら!
超わかりやすい!
これをウィジェットでDSM上にいつでも出しておけます。
ストレージの空き状態とかリソースモニタも出せるので、なんかNASおかしいな…ってなったらDSM見れば一発で不調の原因がわかるかも!…しれません。
コントロールパネルがわかりやすい
NASの基本設定は全部ここでできるようになっています。
※フォルダ・ファイル系操作は「FileStation」で行います。
整然としていて使いやすい…こればかりは使ってもらわないと実感できなさそうなので割愛します。結構できること多め。
拡張機能がすごい
NASでApacheとかPHPが動くとかすげえ時代ですよね。
DNSサーバーも使えるので、やろうと思えば固定IP引いて自宅WEBサーバー作れます(セキュリティ管理が大変なので僕はやらない)。
Node.jsとかPython3とか使えるのでオンライン対戦ゲーム系作りたい人とかは考慮に入れても良いかもしれないです。
それにしても、やっぱNASとして一番使うのは多分HyperBackupですね。
こんな感じでバックアップ先を選んだら、定時にバックアップしてくれます。
対応クラウドストレージサービスも勢揃いです。
クラウドの場合、バックアップではなく同期のほうが良い場合も多いでしょう。その場合はCloudSyncを使ったほうが良さそうです。
非常に多くのクラウドストレージに対応してます。
今の所MicrosoftのOneDriveが安価で信用できそう、かつシェアもありそうなので契約を考えているところです。どうしよっかなー。
お客さんのデータとか門外不出系が結構あるので、使うにしても分けないといけないのが悩みどころ。
おまけ:外部NAS(バッファロー製LS210D)にrsyncでバックアップするには
普通にやるとつながらないので結構苦労しました。
↓ 参考にしたのはこのサイト ↓
要点:BUFFALO NAS側の共有フォルダの公開先をバックアップにするとrsyncモジュールとして認識されるようになります。
あとはHyperBackupのファイルサーバー→rsyncを選んで設定してください。
ルーター側でNASのIPアドレスは予約して固定にしといたほうが吉ですね~。
モジュール名にはプレフィックス(接頭語)でdisk1_というのがつくらしい。
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とまあ、こんな感じでできることが多い、Synology DS118ですがワタクシ的にはかなりおすすめです!
写真のカテゴリ分けをAIでやってくれる機能とかもあるようなので、また使い次第追加レビューできたらな~と思っております!