匿名配送+LN支払いを試してみた

匿名配送+LN支払いを試してみた

フリマアプリ使ってますか?

メル〇リやラク〇、ペイペ〇フリマ等々、便利ですよね。

私は不用品の処分でよく使っています。

フリマで本を買い、読み終わったらフリマで売却、みたいな。

常々感じているのが、手数料高くね?ということなのです。

メルカ〇なんて売却益から10%引かれるんですよ。消費税かと。

ただ、便利なので苦虫を噛みつぶしながらも使い続けておりました。

私的にフリマアプリは、

  1. 運営が決済の仲立ちをしてくれる
  2. 匿名配送ができる
  3. 利用者が多いのですぐに相手が見つかる
  4. 評価制度による信用力の見える化

といった点がリピータを生む大事なところなのかなと思います。

1については我々は既にLN支払というものを持っていますが、2の匿名配送は配送業者と特別な契約でもしなければ無理だろうなぁと思っていました。これまでは。

ヤマト運輸と日本郵政は匿名配送サービスをやっている

ヤマト運輸「宅急便をスマホで送る」

日本郵政「ゆうパックスマホ割アプリ」

どちらも匿名配送を前面に打ち出してはいないのですが、ちょっと工夫すれば匿名配送ができてしまいます。ググるといっぱいやり方が説明されています。

なお、どちらも日本国内限定のサービスであり、海外便に使うことはできません。

ヤマト運輸の方でやってみた

協力してくれたのはDHコミュニティの赤かぶと(@QWhTgXSASo7Y4VQ1)さんです。spotlightでも面白い記事を投稿されている方です。

取引相手を信じなくてはならない場面が発生した時に備え、LNノード運営仲間である赤かぶとさんに協力していただきました。

なぜ日本郵政の方でなくヤマト運輸の方なのかと言えば、この実験を思いついた時点で日本郵政も同様のサービスを行っていることを知りませんでした、というのが正直なところです。

というか、日本郵政みたいな公務員的な組織にこんなサービス無・理・だ・ろっ・草生えるっ・民間企業ラブくらいに思っていました。謹んで謝罪したい。

日本郵政でもやっている情報を提供してくれたちょめじ@ナシPさんありがとうございました。いつかルーローハンを3900sats払って食べたいです。

必要なもの

  1. クロネコメンバーズアカウント(送受側共に必要)
  2. 自分しか参加していないLINEのグループチャット(送り側のみ)
  3. 送料を支払うためのクレジットカード(送り側のみ)
  4. 梱包資材、場合によっては専用資材(送り側のみ)
  5. 連絡手段

5の連絡手段は何でもいいです。テレグラムでもツイッターでも。

ただ、画像ファイルの送受信はできた方がいいので、電話やZOOMはあまり適さないと思います。

専用WEBサイトから荷物を送る手続きをする。

専用サイトでは「匿名で配送する」「送り先の入力を相手にリクエストする」「リクエストはLINEで送る」を選択していくのがミソです。

リクエストの送信先を送信元が用意した「自分しか参加していないLINEのグループチャット」にします。

すると画像のように送り先の入力するためのURLが記載されたメッセージを受信することができます。

このURLの部分だけを好きな連絡手段で相手に送るのです。

荷物を預ける

相手が送り先の入力を終えると通知がきますし、連絡手段の方でも知らせてもらうといいでしょう。

荷物の受け取り先はヤマト運輸の営業所など、自宅以外も指定できます。

より匿名性に配慮するなら自宅以外がいいのではないでしょうか。

では荷物を送付します。

フリマアプリを使っている人には慣れた作業なのですが、ヤマト運輸はセブンイレブン・ファミリーマート・ヤマト運輸の各営業所に荷物を持ち込んで発送することができ、持ち込み割引として送料を割り引いてもらえます。

荷物の追跡画面では荷物が通過したヤマトの拠点が公開されますので、より高い匿名性を求める人はわざわざ自宅から遠く離れたこれらの店舗を利用して下さい。

まあしないですよね、めんどうだし。せいぜい職場や学校周辺のコンビニですかね。

コンビニ等で荷物を預ける時は支払いが発生しません。送料の支払いは専用サイトから事前に済ませておく必要があります。

ヤマト運輸の場合、荷物の種類(サイズ)によっては専用の梱包資材を購入しなくてはならない点も注意が必要です。

今回は宅急便コンパクト専用BOX70円(税込み)を別途購入しました。

LN支払い

ここまではただの「匿名配送サービス使ってみた」記事でしたが、ここにLN支払いをからめてみます。

LN支払いする方法は様々ありますが、私はumbrelによるLNノード運営をしていますので、こちらでインボイス(請求書)を発行し、相手に送る方法をとりました。

インボイスに添付するメッセージに荷物の追跡番号を記載します。

後述しますが、インボイスの有効期限と合わせて工夫のしどころとなります。

インボイスの有効期限

umbrelダッシュボードで作成されたインボイスは有効期限が1時間に設定されており、変更できないようです。

これではちょっと使い勝手が悪いです。

umbrelに追加できるアプリ、「RideTheLightning」や「ThunderHub」を使えば有効期限は任意に設定できました。

さてこの有効期限ですが、インボイスの有効期限切れをトリガーにヤマトに連絡して荷物の配送を中止してもらえる丁度いい時間を設定するのが良いと思うのです。

受取場所が実は案外近くに存在している場合、ボヤボヤしているうちに荷物が届いてしまうこともあり得ます。

この場合、荷物を持ち逃げされてしまうリスクがあるのです。

この時間の設定は結構難しいところです。

追跡番号が発行された直後に有効期限24h程度のインボイスを発行する

私のオススメは有効期限24hのインボイスを発行することです。

追跡番号が発行されているということは、荷物は配送業者の手にあるということになります。

荷物が業者の手にあることが明らかで、受取人の手にまだ届いていないこのタイミングが支払いを行うベストな時でしょう。

  • 送り主は支払いがなされない時にはヤマト運輸に連絡し荷物を止めてもらえる。
  • 受取人は荷物がヤマトの拠点を通過したのを見届けてから安心して支払える。

コンビニに預けた直後は、追跡番号こそ発行されていますが、まだヤマト運輸のシステムで荷物の現在地を追うことができません。

24h程度猶予を持たせておけば、システムに反映され受取人からも荷物がヤマト運輸の手にあることが分かります。インボイスの有効期限は24hとし、荷物を手放した直後に相手に送るというのがちょうどいい塩梅かと思います。

RTLでのインボイス作成画面。有効期限(Expiry)を設定できる。

無事に荷物が届く

というわけで無事に荷物が届きました。

赤かぶとさんにも協力してもらって点検しましたが、お互いの個人情報は伝わりませんでした。

なお、送料は匿名配送代と持ち込み割引を相殺した555円に宅急便コンパクトの箱代70円を加えた625円でした。

送付した物の代金はLN支払いを使いましたし、赤かぶとさんによると送金で使用したFee、つまりネットワークに支払った手数料は2satとのことです。(受取側にはFeeはわからない、送金者負担となる)

記事作成現在の2satと言えば0.2円くらいです。Foo!

もちろん中間に業者が存在しないので、仲介手数料はかかっていません!

双方に伝わる情報まとめ

  • LN支払いで使ったノードの情報(公開鍵)
  • 互いが使用したヤマト運輸の拠点情報
  • 連絡に使用した手段のアカウントなどの情報

今回の記事には有料部分を設定しました。本記事とは直接関係のない考察的なものです。

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日々家計の足しを求めてさまようカピバラ。

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