バリ島ミートアップに参加して来た。
4月から本業が忙しくなって、なかなかumbrelをいじる時間もなく、ほったらかしになっているbcatsです。
8月後半に久しぶりに夏休みを取って、バリ島に行ってきました。
奇しくも、到着した翌日にBitcoin Indonesiaコミュニティのミートアップがあるというので、バイクを走らせて参加をしてきました。場所は、ココ。
トレーラーコンテナを積み上げたレンタル集合オフィスの1つをBitcoin House Baliとして借りていて、すぐ横にカフェがあります。コンテナは4階建てになっていて、螺旋階段で上まで上がれます。
上からの景色
昨年のNostrasiaにも来ていたDeaさん(右)と再会!
Bitcoin House Bali広報役のDianaさん(右)とMariusさん(真ん中)にHouseの中を説明してもらいました。二人ともドイツ人で、1年半位前からバリに住んで、インドネシア・コミュニティの立ち上げに尽力しているようです。Diamond Hands Tシャツ着て行きましたよ↓(笑)。
グッズやJadeなども売っているコーナー。
12時から少しずつ人も集まってきて、13時には150人位で満席。
@bitcoinindo21 のX(Twitter)より
食事や飲み物はビットコインで支払い出来ますが、ウォレットで直接支払うことはできずに、Fediアプリをインストールして、チャージしてから支払いします。
Mariusの説明によると、インドネシアでは法定通貨であるインドネシア・ルピー以外の通貨による支払いは禁止されていて、ドルや円による支払いも警察当局に見つかると逮捕・勾留される可能性があるそうです。ビットコインも然り。
そこで当局と話し合い、以下のような方法でインドネシア内での合法的なビットコイン支払いを実現したそうです。
まずは、Fediアプリをインストールし、コミュニティコードを入力して、コミュニティに参加します。
次にビットコインをトップアップ(チャージ)します。上記説明板の3番に「Top up your points]と書かれていることに注目。ここでは、コミュニティ内で通用する“ポイント”としてビットコインをチャージしていることになります。
もちろん、ライトニングでの送金でチャージ可能です。
お店で支払う時は、お店の人がPOS端末で金額を入力するので、Fediアプリの[Send]を押して、QRコードを読み込んで支払いします。Marius曰く、これはあくまでもコミュニティ内にチャージしてあったポイントを“Redeem(引き換え)”しただけであることを強調していました。1年かけて当局と交渉しながらこの仕組みで許可を得たそうです。
この仕組み、よく考えると建前上は前払い式支払い手段だから、日本でもプリカも増えてきているし(例えば、UseBitcoin)、日本でも行けそうな気もします。ただ、Fediアプリ自体はライトニングウォレットで、外部ウォレットへの送金も可能なので、ちょっと事情が違うかも。
肝心な点は、Fediアプリにコミュニティを作り、そのコミュニティ内での地域通貨?!のような位置付けにしていることと理解しました。Fediアプリには、Lineのようなチャット機能が付いているのもこの理由なのかも。
この辺り、今後もBitcoin Indonesiaのメンバーと情報交換していければと思います。
meetupのテーマは、”Bitcoin vs Altcoin Discussion" で、Web3勢も参加をしていました。一通りDianaが現在のBitcoinの立ち位置とAltcoinとの違い(よく議論される”認識と現実”)を説明したあと、Web3勢からの反論がありました。
僕の横に座っていたWeb3女子が、「ビットコインは古い。遅い。新しい技術を取り入れていない。機能が限られている。Solanaは。。。。。云々」というので、Deaが、「あなた、Lightining Network知っているの?」と問うと、知らない様子。別のBitcoinerがその場でWeb3女子のスマホにWallet of Satoshiをインストールして、2,000sats送金して、「あ、早いのね」と複雑な表情していたのが印象的です。Buy Bitcoin!
Marius達は精力的にインドネシア各地でMeetupを開催して、Bitcoinの教育と普及に力を入れています。まさしく彼・彼女らはBitcoinerですね。
日本も負けていられませんよ。まずは、Bitcoin Conference Tokyoを盛り上げて、日本全国にビットコインを広めて行きましょう。
おみやげはTシャツ。
あー、楽しかった。