30億円集めた会社が消えた!?ブロックチェーンのスマートコントラクトって何?
こんにちは、みなさん。今日は、ブロックチェーンという技術を使って、スマートコントラクトというものを安全にチェックする会社が、アメリカの政府からおこられた話をします。
ブロックチェーンとは、インターネット上でデータを分散して保存する方法で、ビットコインなどの仮想通貨に使われています。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で自動的に実行される契約のようなもので、例えば、ある条件が満たされたらお金を送るとか、商品を届けるとか、そういうことができます。
このスマートコントラクトは、プログラムで書かれているので、間違いやバグがあると大変なことになります。だから、安全にチェックする方法が必要なんです。その方法を提供する会社がQuantstamp(クアンタムスタンプ)という会社です。
Quantstampは2017年にICOという方法でお金を集めました。ICOとは、仮想通貨の一種であるトークンを売って資金を調達する方法です。Quantstampは自分たちのトークンであるQSPを5000人の人に売って、約30億円ものお金を集めました。
でも、このICOはアメリカの政府の許可を得ていなかったんです。アメリカの政府は、QSPは証券(株や債券など)に当たると考えていて、証券を売るには登録が必要だと言っています。Quantstampは登録せずにQSPを売ったので、法律に違反したことになります。
アメリカの政府はQuantstampに対して罰金を科しました。Quantstampは罰金だけでなく、QSPを買った人にお金を返すことにも同意しました。Quantstampが持っていたQSPも全部消すことになりました。
Quantstampは今ではスマートコントラクトのチェックサービスもやめてしまいました。QuantstampはICOで集めたお金をどう使ったのか、わかりません。
みなさんはどう思いますか?ICOは良い方法だと思いますか?QSPは証券だと思いますか?コメント欄で教えてくださいね。
以上が今日の話題でした。次回もお楽しみに!
参考文献
https://cointelegraph.com/news/sec-charges-quantstamp-for-20190