ミハラぶりっとリアペ2
ジョーさんゲスト編

ミハラぶりっとリアペ2 ジョーさんゲスト編

今回のゲスト回も面白い!コアな内容なので、Spotifyを直に聴いてほしい!

ジョー尊師との問答でオレンジピル的に覚醒するぶりっとさんが堪りません。

まだ全編公開ではないのですが、2回目の放送が反省会以上にビットコイナーな内容なのでリアペしてみます。

①ビットコインに対する認識

・ビットコインはプロトコルとして捉えるなら1つしか存在し得ない。ツールとして捉えれば他のブロックチェーンが便利という視点もわかる。ぶりっとさんは草コインとしてビットコインを捉えているから、人より優位に立つためといった悲しい見方になってしまっているのでは?

・ツールとしてのビットコインは貯蓄と国際送金が主な役割。(α)を狙っているのではなく、国の悪政からの防御として開発されたもの。

・超過利潤を取りに行くという草コイン的発想なら、ビットコインを選択する必要はないし、旨味も特にない。

・ビットコインはフィアット以上に格差を助長するのか?については、短期なら先行者利益という観点でそういう議論が出来るかもしれないが、マスアダプション後の百年単位なら格差を縮小するだろう。

以下リアペ

→レントシーキングや暴力装置の必然性、信用創造における格差、シニョリッジ(通貨発行益)など、法定通貨の問題点がビットコインの普及により炙り出されると思いました。 

→ビットコインは、法定通貨の価値保全に費やす無駄なコスト、庶民の敵インフレ、信用創造出来る出来ない格差など、構造的問題を抑制するパワーになり得ます。

→ビットコインスタンダードと、フィアット無尽蔵発行を比べたら、信用創造や経済成長とのバランスを図りつつ、不合理な経済的問題はより少なくできると思いました。

➁国家と個人とビットコイン

・公平と平等について。公平=資本主義的な機会平等、平等=共産主義的な結果平等という前提で、ビットコインはメリトクラシー(能力主義)における勝ち組の優位性を高めるか?

・能力=稼ぐ力とした場合なら、スカラー(量を示す単一尺度)ではなくベクトル(量と方向の複数尺度)で能力を捉え、自分が勝てる場所を探すのが重要。

・国が常に失敗したり腐ったりするのは、自由競争が働かないから。

・世界平和の一番の近道は、戦争をする国に税金を納めないこと。

・将来、個人が税金を納める国を選べるようになると思っていて、それが自然な進化。

・みんな国を移動できる力を身につけるべきで、ビットコインはそれに役立つ。一番ましな国に移住するようになれば、国家同士の自由競争が働きだし、為政者はより良い国作りを目指せざるを得なくなる。

・移住が困難な人や、福祉の恩恵を受けて暮らす人にも、国家間の健全な競争は、人々が住みやすい政策につながるのでメリットがある。

・ビットコインで、人より有利になりたいとかではなく、能力のある無しに関わらず、全員が幸せになろうということ。

以下リアペ

→自由と平等のバランスという人類の命題。機会平等の前提をどう定義するか。封建制から民主制という時代なら、身分や家柄ではなく能力=学歴主義が機会平等として機能したのでしょう。親ガチャによる教育格差、貧困の再生産、勝ち組負け組の固定化など、現代的なキーワードは能力主義の機能不全なのでしょうか。サンデルなどの正義論にも通じる問題ですね。

→ビットコインが解決策なるか?はニュートラルですが、テクノロジーによる全体幸福・最大幸福という観点で寄与するところは大きいと感じました。

→虐げられし者、弱き者こそビットコインを持つべきであり、権力に屈しない力を手に入れ、個人としての権利を回復しよう!(マキシ的発言)

・国を作る話。海上国家。Googleの船上国家計画。

・ノマドワーカー。国内に閉じず、海外に目を向ける。気軽に移住してダメなら帰るくらいの気持ちで。

・日本のサイズ感が国民国家時代の戦争では有利だったが、現在は国際化の足枷になって停滞している説。

・日本も中央集権から行政単位を分割して競わせ、税金や通貨発行権を地方分権する。経済特区と同じような発想で。

→新国家建設の話では、イギリスのシーランド公国、フリーダムシップ、アフロの兄の南太平洋離島シェルター構想などを思い出していました。

シーランド公国は、歴史も面白く現在進行形なので、リバタリアニズムやアナーキズムの視点でも興味深い教材です。

https://sealandgov.org/ja-jp

まとめ:ビットコインは何なのか?根源的な話から、哲学・社会学的な視点まで楽しく聞ける神回でした!

ビットコインは金融の自由の象徴でありながら、平等な財産権の象徴でもあると私は思っています。そのため、非常に幅広い層に受け入れられる社会的機能があると考えます。

経済学でいえば、アダム・スミスのレッセフェールから、マルクスの革命闘争まで、左右のウイングどちらの支持者にとっても有用なプロトコルであり、ツールであり、アセットだと考えられます。

この時代、世界中のどんな国に生まれ落ちたとしても、ビットコインにアクセス出来ることで、助けられる人々は果てしない数いると思います。

ジョーさんが言及していた世界平和(裏返せば世界戦争)のツールとして、個人財産を守る重要な役割をビットコインが担うはずです。

これから地球に生まれる新しい命がビットコインに出逢う頃、どんな未来が広がっているのでしょうか?人の親としては、ラブアンドピースを願って止みません。

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