BattleFieldを救いたい
この記事を書いているのはひとえに悟コインが欲しいからです。クリプトとはなんの関係もないので悪しからず・・・
あと、ゲーム(特にFPS)がある程度分かる方向けに書いています。前提知識がないとキツイ内容なのでご勘弁を・・・
さて、みなさんBattleFieldというゲームをご存知でしょうか?PS4とかでも発売されてるので、ヨドバシとかの家電量販店で↑のパッケージを見かけたことがある方もいるかもしれません。
既に20年近い歴史を持ち、総作品数も13作を数え、FPS(First Person Shooting)系のゲームではかなりの老舗タイトルです。
Wikipediaより引用
直近の作品である、第二次世界大戦を舞台としたBattlefield 5はハードウェアの進歩もあって、4Kグラフィックや64人同時対戦などを実現しています。
だがしかし、このBattlefield(以下BF)、世界的に高評価を受けているかというとかなり微妙で、特に日本では往々にしてネタ扱いされることが多いです。
今回の記事では、BFがなぜこんな不遇な扱いを受けるようになったのかを書き連ねていきたいのですが、BFの名誉のため、いちおう評価されている点も書いていきます。
とりあえず褒める
美麗なグラフィック
グラフィックはつよつよ。オフラインのキャンペーンモードでは、超写実的なグラフィックで第2次世界大戦の戦場を追体験できます。
グラフィックボードメーカーのNVIDIAが開発した、光の当たり方をぜーんぶ計算して描画するリアルタイムレイトレーシングにも対応してます。
大規模戦
オンラインプレイでは32vs32の、計64人での対戦が可能。大規模対戦たのしい。
こんなところでしょうか。ではいよいよ本題の、救いたいポイントを挙げていきましょうか・・・
救いたい
救いたいポイント①チーター多すぎ
オンラインゲームをプレイしたことがあるorYouTubeなどでプレイ動画を見たことがあるという方は、チーター、つまり不正ツールを使ってくるプレイヤーの脅威を知っているのではないでしょうか。奴らはいろんな意味で人ではありません。FPSプレイヤーのチーターへの憎悪は尋常ではなく、道ですれ違ったら刺してきそうな勢いです。チートは使わないようにしましょう。元チーターの方は夜道に気をつけましょう。
下の動画で使われてるのは、たぶん自動照準、壁貫通、透視とかの重ねがけですかね。撃たれた側からすると、射線すら通ってないのに、気づいたらヘッドショット一発で死んでます。そりゃ恨みも溜まるってもんです。
ごく一部のトッププレイヤーは世界の理を超えてくるチーター相手でも、工夫と技量で渡り合ったりしますが、一般プレイヤーは普通無理です。チーターがいるマッチに振られたら、もう耐える他ありません。
で、このBF、とにかくチートが多いんですね。1試合に複数いることもあって、自チームにチーター、相手チームにもチーターがいて、チーター頂上決戦になることすらあります。
以下はSteamでのレビューです。(ゲーム全体の評価は高評価と低評価が拮抗する「賛否両論」)
まあ、ヤバい。
しかも、チーター問題はサーバー管理者がちゃんとBAN対応すればわりあい良くはなるんですが、公式が運営するサーバーはぜんぜん対応されてません。かといってユーザーが運営するサーバーはやたら制約が多い(管理者を一人しか立てられないので、管理者が張り付いてないといけなくなるなど)のであんまり普及してません。
チーターは基本、某中央の国に集中してるので、みんな多少のラグは我慢して北米サーバーで遊んでる場合が多いです。
救いたいポイント②ゲームバランスがちょくちょくおかしい
実装前にちゃんとテストしたの?っていうバランスブレイカー武器がたまに出ます。
地上からの対空砲でぜんぜん落とせず、キルーデス比が80を超えられてしまうような航空機とか、それまでの武器と比べて明らかに数値スペックが強すぎる銃とかがまあまあ出ます(よっぽどひどいとさすがに修正されるけど)
救いたいポイント③運営がガバガバ
このゲームを販売しているのは「FIFA」や「STARWARS BATTLEFRONT」シリーズなども手掛けるElectoronic Arts(通称EA)ですが、実際の開発・運営はその傘下のDICEが行っています。で、このDICE、AAA級のゲームを開発するだけの技量はあるんですが、マネジメントがなんか抜けてるんですよね。
例えば、新スキンが何の前触れもなくストアに並んだと思ったら、数時間後に取り下げられて、理由は「このスキンを今ローンチする予定はなかった」とかもありました。
いやどんなミスだよ・・・
救いたいポイント④バトロワに進出したが一瞬で過疎る
FPS/TPSではここ数年、PUBGを火付け役として、ApexやFortniteなどバトロワ系がトレンドとなっている流れがあります。BFも2019年に完全新作マップを引っさげてローンチしたは良いのですが・・・
間の悪いことに、それと時を同じくして今ではすっかり覇権を握ったApexが登場したこともあって、人口は急減少し、今では配信などでもほとんど人を見かけなくなりました。
ちなみに、Apexの開発を担っているのは同じEA傘下のRespawn Entertainmentなので、BFは共食いで負けたとも言えます。
とはいえ、人口が減ったのは外部要因だけが原因というわけでもなく、蘇生ができないとか、武器が拾えないとかいう致命的なバグが多数出てきたのも大きいので、どちらにせよ・・・という面も多分にあります。あと物理演算がバグって壁に埋まるとかもあったような気もする。
救いたいポイントはこんなところでしょうか。ひどい。
おわり
FPSカテゴリでBFと長い間ライバル関係にある作品として"Call of Duty"シリーズというものもあるのですが、こちらは最近バトロワモードの実装やモバイルへの展開などでも一定の評価を得ており、それに比べてBFは・・・というような論調でBFが批判されることも多いです。一周回ってBFくんがかわいそうだ。
希望としては、BF 5は既に開発が終了しており、次回作のBF6の開発が進められているのですが、こちらは過去最大の規模になるらしいというニュースがたまに出てくることでしょうか。
さて、独り言にお付き合いいただきありがとうございました。
BattleFieldを救いたい。