歴史を知ると貴方はもっとビットコインに恋をする❤︎

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こんにちは!MissBitcoin Maiです。今日はビットコインの値段が最高値で117万円!そしてもうすぐ8月1日、ハードフォークから3年!ということでビットコインの歴史を振り返るブログを残しておきたいと思います。

ビットコインがここまで成長するまでに、様々な人が関わっていますが、その中でも個人的にドラマチックな生き方をしているなぁ。と興味が冷めない人、それがJihan Wu。彼について今まで彼と撮った懐かしい写真をたくさん貼りながらお話を進めていけたらと思います。ビットコイン初心者の方もきっと楽しめますよ!

ちなみに...最後の1枚は絶対見た事のない彼の可愛い1面が見えるかも。その写真を撮ってくださった方もとても意外な方ですよ。この話題は初公開なので、お楽しみは最後にとっておきます♪

※それにしても数日前、Bitmain内部紛争エスカレートしているとの報道を受けて...おい!頼むから仲良くしてくれ!今、せっかくJihanの記事を作ってたんだ...!と、思わず叫びそうになりました。気を取り直して続けます!

Bitcoinで世界を変えた天才経営者

Jihan Wu

 

Jihan Wu とは


ビットコインを手に入れる方法は2つあります。ひとつは他の人からビットコインを購入すること(それを仲介しているのがビットコインの取引所です)

では、もうひとつの方法をご存知でしょうか?

それは、ビットコインを採掘することによって、自ら生み出す方法です。これをビットコインのマイニングと呼びます。

このマイニングを効率的に実現するマイニングのための専用コンピューターを開発し、世界に広めた一人の天才経営者がいます。それが、BITMAIN 社創業者、Jihan Wu です。

市場シェアの75%を獲得し、BITMAIN 社無くしていまのビットコインはあり得ませんでした。しかしそれは同時に、分散化されるべきビットコインの目指す世界観に対する議論も引き起こしました。権力や価値の分散化を体現する世界観の中で、市場の独占による企業の成長という資本主義的な成功を収めていく企業は、称賛と同時に、批判の対象としても矢面に立たされたのです。

世界を変えた実績と、それ故に受けた誤解や非難に Jihan Wu は何を思い、いまなにを目指すのか。ビットコインの考案者である正体不明の人物、サトシナカモトと並び、ビットコインを作った人物とまで呼ばれる Jihan Wu へ今まであまり明らかにされていなかった人物像にもフォーカスしていきます。

BITMAIN 創業と急成長の苦悩


BITMAIN 社は2013年に、Jihan Wu らによって中国の北京で創業しました。現在も北京に本社を置いており、香港、シンガポール、アメリカに研究開発センターを持つグローバル企業へと成長しています。主力商品は、ビットコインマイニング専用のコンピューターと、その頭脳となるビットコインマイニング専用半導体部品です。

他にも、同社は子会社である BTC.com や Antpool を通じて、ビットコインのマイニングに必要なクラウドコンピューティング環境を提供しており、ビットコインのマイニング市場において必要とされるハードウェア、クラウド環境の双方において、圧倒的な市場シェアを獲得しています。

この成長をさらに拡大させるために、BITMAIN はアメリカで株式市場への上場を検討していたのですが、ビットコインという既存の金融市場の枠組みを大きく飛び越えた事業領域のトッププレイヤーという事実は、事業会社としての不安を市場関係者に抱かせる結果となりました。急成長した中国発の巨大企業には規制面での課題も多くのしかかり、上場は先延ばしされたのです。振り返っても意味のない推測ではありますが、もしあの時、ビットコインに追い風が吹き始めたタイミングで上場が成功していたならば、その企業価値はあの Facebook すらも凌駕していた可能性があったのではないかと、思わずにはいられません。

ビットコイン界を震撼させた出来事


ビットコインのマイニング市場において知らぬ者はいないほどの存在感と、圧倒的な製品を展開していた BITMAIN 社ですが、その創業者である Jihan Wu に注目が集まったきっかけがありました。それは、ビットコイン界を大きく震撼させた、ビットコインのハードフォーク問題です。ビットコインにはそもそも、その設計当初から想定されていた、重要な未解決の課題がありました。


前提から振り返ります。まず、ブロックチェーンと呼ばれている、ビットコインの重要な構成技術があります。それはつまり、決済等の取引履歴を参加者全員で共有し、常に整合性を取り続ける事で、保有する資産情報の改ざんや二重支払いを極めて起こしにくくする技術なのです。この技術が成り立つためには、ビットコインを使っている人たち、ビットコインネットワーク参加者の全員が、決済の記録をリアルタイムで共有できなければ、成り立ちません。

その共有の速度がリアルタイムに近づけば、世界中でどれほど決済が増えても、遅延なく、高速に決算処理が実現します。逆に言えば、リアルタイムで無い限り、ビットコインの決済には遅延があり、数秒単位での決済が求められる場面では利用ができないのです。世界中で稼働するビットコインネットワークに参加するコンピューターに取引記録を共有し、かつ整合性をとるための確認を行うわけなので、いかに難解な問題であるかが想像できると思います。つまり、ビットコインは、決済の正確性を維持しつつ、速度を求められる場面では決して使いやすいものとは言えないのです。これが、現在に至っても調整と改善を続けれられている未解決課題の一端です。


一時期この問題は深刻化し、突如増えたビットコインのネットワーク参加者とその間で交わされる決済の総量に耐えられず、決済の完了までに数十分どころか、数日かかる事態に陥ったのです。そこで、大きく分けて2つの解決策が提唱されていました。

ひとつは、ビットコインのネットワーク単体を使わず、他の技術も補完的に活用し、ビットコインネットワーク本体の負荷を下げるという方式です。そのためのはじめのステップとして、ビットコインネットワーク本体に書き込む情報量を少なくし、処理速度を高速化して行こうというアイデアでした。

もうひとつは、ビットコインネットワーク本体に格納できるデータ量を大幅に拡張し、同時に、ネットワーク全体で処理速度を向上させて解決さていこうというアイデアです。副作用として、ビットコインネットワークの整合性を取り、ネットワーク全体に取引を共有するためのマイニング工程に掛かる負荷が上昇しますが、小手先の解決策で複雑性を増すことなく、本質的解決へと向かうという考え方です。

このアイデアの拠り所となるのは、ビットコイン提唱者のサトシナカモトが思想したであろう世界観です。中央政府や中央銀行の介入を廃した、唯一絶対の人類共有のビットコインネットワークがそこには存在すべきであり、すべての取引はその中で整合性を保ち続けるべきだという解釈です。この方式は、後に ビットコインキャッシュ と呼ばれるビットコインの派生通貨を生み出します。


この2つの方式は、同時には成り立たちません。両方に良い点も懸念点も含まれており、技術面でも政治面でも、議論は平行線を辿りました。しかもこれは思考実験ではなく、実際に稼働している全世界規模のビットコインネットワークを停止させることなく、目の前に存在している問題の解決をしなければならないという難しさがあったのです。結局、最善策がなにかという点に対しては参加者の統一見解は得られませんでした。そして、ビットコインネットワーク参加者はハードフォークという手段を選択し、2つに分裂したのです。


Jihan はこの時、ビットコインキャッシュ を推奨したのです。本人の Twitter を通じて積極的に意見を発信し、常に議論の中心に立ちました。結果的にビットコイン界はこのとき、上記解説でひとつ目として挙げた方式を選択しました。派生して誕生した ビットコインキャッシュ は、第二のビットコインという位置づけに落ち着いています。


この一連の事態は、従来の通貨ではあり得なかった事です。中央集権的に意思決定がなされて、少数の選ばれた人たちによってのみ方針が決定される基軸通貨や国家の仕組みと異なり、ビットコインにおいては、ネットワークへの参加というわかりやすい投票方式で、人々が直接意見を反映させることができるのです。

ここで大切なのは、どのビットコインが、どの方法が正しいか、ということではなく、各自が自分の信じた解決策を選択し、その支持を通して世界に意見を発信し、市場を変えていく方法があるという事だと個人的には思っています。みんなと同じが正しいとは限りません。ましてや、人類史上にこれまでになかった規模で、これまでに試みられることのなかった、通貨を作る仕組みに対しての大規模討論であり、投票であったのです。何が正しいのかなど、誰にもわかるはずがありません。それは、歴史のみが証明できることです。

Jihan が先頭にたって教えてくれたことは、私達一人ひとりも、この世界的な挑戦に参加できるということであり、意見を発することの貴重さです。そこに参加するための手段であるマイニング用マシンを提供する Jihan が自ら実践することで、説得力は極めて高いものとなりました。

ビットコインを支え続けた功績


ハードフォーク問題の渦中にあるなか、Jihan 本人から聞いた発言があります。

質問:現在の規模に至るまでに、採掘事業において直面してきた課題があれば教えてください。特に2015年頃、ビットコイン価格が下がった時期は、BITMAIN の売上も減少していたと聞いています。どのように乗り越えたのでしょうか?

Jihan:あの時は確かにとても支払いがきつかったです。(中略)当時は採掘コストを知ることがストレスだった。

ビットコインの価格が下がると、マイニングによる利益が著しく落ちる状態にもなり得ます。実際に、これまでにビットコイン価格の乱高下に伴って、多くの企業がマイニングから撤退をするという事態が幾度となくありました。それでも、マイニングをし続け、ビットコインを支え続けたのが BITMAIN 社であり、Jihan なのです。


Jihan がいなければ、ビットコインのいまの発展はあり得なかっただろう。と思い、尊敬できるのは、彼のこういった決断と実際の行動からです。それは思想の違いによらず、誰もが認める事実だと思います。Jihan が自らの利益だけを考えるような人物であれば、ビットコインは今とは全く違う、誰かのものになっていた可能性でさえありえるのです。

Jihan の見据える未来

Jihanは、ビットコインを始めとする暗号資産の安定的な運用を行う金融事業にも進出しました。世界一のマイニング市場シェアを持つその知見を生かして、先行きの見通せない暗号資産の安全な保持や資産運用を引き受け、従来の銀行にはできない次世代の金融サービスを提供しています。


最後に、Jihan の特徴的な言葉をひとつご紹介します。


BCH community needs to learn a hard lesson. Be friend with other competing coins, learn from them, and make BCH better. Don't play hatred, don't wish competing coins ill. Just wish and try to make BCH better.

— https://twitter.com/JihanWu/status/928998708405977089


ビットコインキャッシュの発展についての発言ですが、彼の哲学が見えます。思想の違いで対峙するのではなく、お互いから学び、ともにより良い社会をめざした発展のために、目の前の課題に集中しようという彼のメッセージだと思いました。

そしてそして、最後のお約束写真がこちら!BITMAINのオフィスで「私嬉しいからダンスするね!!」と私が踊り始めたら、紳士なJihanが「1人で踊っても寂しいでしょ!僕もダンスするよ!」って踊ってくれた時の写真です(笑)めちゃノリが良いんですよ!まさかの一面を見て、もっとファンになっちゃいました。因みに、この写真、GMOの熊谷さんが撮ってくれたという、贅沢すぎるカメラマンによって撮られた写真です!そう、これは北京のオフィスで、熊谷さんをJihanにお引き合わせした時のものです(^^)

私が想像つかない重荷を抱えながら戦ってる彼を同世代として尊敬しますし、これからも応援しています!

Thank you Jihan!!

最後まで読んでくれてありがとうございました!ビットコインの価格だけじゃなくてこのようなストーリーを見ると、ビットコインの事もっと好きになりません?楽しんでいただけたら嬉しいです(^^)

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More popularly known in the world as “Miss Bitcoin”, Mai has been involved in Crypto since 2011

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