悟コインの開封率や種類・レア度に関するレポート

悟コインの開封率や種類・レア度に関するレポート

悟コインは2016年5月16日から株式会社来夢が販売を開始した日本製のフィジカルビットコインで当時の販売価格は500円(2016年3月のビットコイン価格は1BTC4万円程度なので0.001BTCは約40円程度でした)

また、発売を記念して行われたキャンペーンでは10000人に無料の抽選プレゼント企画も実施されました。

さらに名古屋の一部店舗にて1回500円のガチャガチャで悟コインを入手できたとのこと。

発売元の株式会社来夢は2014年に日本初のビットコインATMを導入を行うなど時代を先取りしていましたが、相次ぐ規制の末2018年の4月に仮想通貨交換業を廃業し悟コインの販売も終了となりました。

日本製のフィジカルビットコインは他に例が無く(知らないだけかもしれないですが)、悟コインのデザインやビットコイン価格の上昇もあり現在ではプレミア価格で取引されています。

悟コインに封印されているビットコインの総量は?

悟コインの総発行枚数は50500枚で、全て0.001BTCが含まれている場合50.5BTCが封印されている計算になります。

既に開封済みの悟コインを考えればトータルのロック量はそれ以下になると思われますが、こちらに関しては以下の記事でNamuyangさんが記事で開封率を調べたすばらしい記事を書いてくれています。

こちらの記事では各悟コインアドレスのtxアウトプットから開封率を算出されており、トータルの残高に関しては不明のため今回自分で計算してみることにしました。

残念なことに悟コインの公式サイトは閉鎖されていたためウェイバックマシーン等で当時のシリアルリストを入手しようとしましたが全てのシリアル分を発掘することはできませんでした…

そんな中サトシナカモトが作ったBitcoin Talkという掲示板(現在も稼働中)の中で悟コインに関するスレッドがあり、そちらで全シリアルナンバーとそれに紐づいた公開鍵アドレスのリストを入手することができました。

そのリストをcsvに整形し、Pythonで各アドレスの残高をmempool APIを叩いて取得するコードを書きましたが流石に50500件分をmempool APIで取得するのは申し訳ない気がします…

そんな時…

自分のUmbrelフルノードを参照すればいいじゃないか、と

せっかくフルノードを建てているのだから自分のノードで50500件分のアドレス残高を取得すればmempoolに負荷をかける心配もありません。

有難いことにUmbrelにはmempoolアプリがあるのでそちらのAPIを叩くことでコード自体もIPアドレスを変更するだけで再利用できました。

ラズパイUmbrelにあまり負荷はかけたくないので5秒おきに1アドレス、約3日をかけて取得した残高情報から以下のデータとなりました。

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