ビットコインマイニング⛏️ニュースレター

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2026年 第1四半期号|グローバル特集版


【01】市場ショック

マイナー各社、Q1に過去最大規模の3.2万BTC超を売却

📊 32,000+ BTC

上場ビットコインマイニング企業が2026年第1四半期だけで3万2,000BTCを超えるコインを売却し、2025年の年間売却量を単四半期で上回りました。史上最大の四半期売却記録です。ハッシュ価格の崩壊と極めて薄い利益率により、MARAやRiotといった大手企業でさえ運転資金を賄うために保有BTCを手放さざるを得ない状況に追い込まれています。

出典:Miner Weekly / CryptoPotato・2026年4月

【02】業界の転換

ビットコインマイナーが静かにAIデータセンター事業者へ転身

📊 AI収益比率:最大70%(2026年末予測)

CoinSharesは、2026年末までに上場ビットコインマイナーの収益の最大70%がAI由来になると予測しています(現在は約30%)。マイナー各社はすでにハイパースケーラーとのGPUコロケーションおよびクラウドサービス契約を総額700億ドル超規模で締結しており、業界のアイデンティティはBTC保有者からAIインフラ提供者へと静かに変容しつつあります。

出典:CoinShares Q1 2026レポート / spaziocrypto・2026年4月

【03】貿易摩擦

米国関税でマイニングコストが47%急騰―ハッシュレートが海外へ流出

📊 ハードウェアコスト +47%

鉄鋼・アルミ・銅への232条関税に加え、ASICマイナーの輸入税が2.6%から21.6%へ引き上げられたことで、米国マイナーの損益分岐点は1BTC当たり8.2万〜9.5万ドルに迫っています。ハッシュレートはロシア・エチオピア・UAEといった関税フリー地域へ明確に移動し始めています。ルミス議員らは「Mined in America法案」を提出し対抗措置を求めています。

出典:crypto.news / Phemex・2026年4月

【04】収益性の危機

ハッシュ価格が史上最低水準—全マイニング設備の2割が赤字に

📊 約 $33/PH/s/日

1ペタハッシュあたりの日次収益(ハッシュ価格)は2026年2月下旬に一時28ドル/PH/s/日まで急落し、現在もわずかに回復した程度です。この水準では、世界のマイニング設備の約20%が赤字で稼働しています。中世代ハードウェアを使用するマイナーは、キャッシュフローを維持するために電力コスト5セント/kWh以下の環境が不可欠となっており、高コスト事業者の淘汰が急速に進んでいます。

出典:NHASH Q1 2026マイニングレポート・2026年4月

【05】ネットワーク節目

ビットコインネットワーク、史上初めて1,000 EH/sを突破

📊 1,000+ EH/s

収益性の悪化にもかかわらず、ビットコインネットワークは2026年初頭に総ハッシュレート1,000 EH/s(1エクサハッシュ毎秒)という歴史的な節目を突破しました。CoinSharesは年末までに1.8 ZH/sに達するとの見通しを示しており、グローバルハッシュレートの約38%を占める米国を軸に、低コストの機関投資家グレードのマイナーが退場した事業者の穴を埋めつつあります。

出典:Lumerin Blog / Phemex・2026年4月

【06】アイデンティティの危機

「ビットコインマイニングは死にかけている」—業界を揺るがすリブランドの波

📊 アイデンティティ転換中

業界に静かな、しかし示唆に富む変化が起きています。「MinerMag」は「Energy Mag」に改称され、ラスベガスで開催されるBitcoin 2026の「Mining Stage」も「Energy Stage」に名称変更されました。さらに世界最大のビットコインマイナーであるMARAは、自社ウェブサイトからビットコインへの直接言及を削除したとも報じられています。批評家は、経済的圧力の下でエネルギーやAI収益を優先せざるを得なくなった業界が、その本来のイデオロギー的アイデンティティを失いつつあると指摘しています。

出典:LayerTwo Labs CEO発言 / CryptoPotato・2026年4月

【07】日本での新しい実証実験

日本初・送電網連携マイニング実証実験—Canaanと地域電力会社が提携

📊 政府関連プロジェクト

ビットコインマイニング機器メーカーのCanaanは、自社のAvalon水冷マシンを使用した4.5メガワット規模のプロジェクトを展開し、日本の地域電力会社における電力網の需給調整を支援しています。これは日本初の政府関連暗号資産マイニングの取り組みです。

本プロジェクトでは、マイニングサーバーを地域電力網に直接接続し、ネットワークの変動に応じて周波数・電圧・ハッシュレートをリアルタイムで動的に調整します。これにより、ビットコインマイナーがいわば「デジタル需給安定装置」として機能し、ピーク時の消費電力を吸収しながら、余剰再生可能エネルギーを有効活用することを可能にします。

出典:Yahoo Finance / Bit2me・2025年10月

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以前に Diamond Hands Magazine に寄稿していたビットコインマイニング関連のニュースを、こちらのプラットフォームで再開します。当面は四半期ごとに発行予定ですが、何か面白いニュースが溜まってきたら、随時ポストするかもしれません。

ビットコインマイニング・ニュースレター|2026年4月20日発行 本ニュースレターは情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。

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