【ビットコイナーひろゆき】の加納性
katakotoさんの熱い銘文の次が、こんなフザけたポエムで誠にすみません。
ユーゾー&ソータ VS ひろゆきのWeb3討論、不毛な部分もありましたが、ハリス・トランプ討論より楽しかったです。水かけ論争の部分は、Kojiさんの解説動画なら飛ばせますので未見ならぜひ。
討論では、日本Web3界の大看板ユーゾー&ソータが小さく見えるほど鋭い指摘が多かったひろゆき。ただ、「ビットコインも含めてオールポンジ」という先入観が強いのか、一向にビットコインの理解度がアップデートされていない模様。
まあ、ひろゆきは落合陽一やイケハヤ同様、草コインの王様のような存在であり続ける気がしますが、ここで思考実験です。
「仮に、ひろゆきに代表される有識者風インフルエンサーがビットコインに覚醒する時がくるならば、それはどういう瞬間に起こると予想しますか?」
私の答えは2通りです。
「ビットコイン陣営からインセンティブプログラムでコントロールされたとき」
「インフルエンサーが信頼を置く情報源から、ビットコインの正確な解説が出たとき」
1番目が実現すれば、矜持なきインフルエンサーは、手のひら返しでビットコインマンセーになると予想します。ただ残念ながら、ビットコインにはR社のような組織がありませんので有り得ません。
また、最近の手のひら返しと言えばトランプですが、米国のようにビットコイン支持層が選挙に影響を与えるような世論環境が日本に全く無いため、1番目の可能性はゼロ。
2番目は既得権益層・アカデミア・マスメディアが手のひら返しすれば、インフルエンサーが信頼する情報源も手のひら返しする訳で、寄らば大樹の陰でこっそり前言撤回するという、やや当たり前な回答ですね。
ここで強調すべき事実は、社会的ステータスがあり、才能にも長け、知的水準が高い人々から順番にビットコインに目覚める訳では無いことです。彼等、彼女等のように才気あふれる人間であっても、自己ポジション、固定観念、バイアスから逸脱して思考し行動することが、いかに困難であることを端的に示しています。
これからの時代、ビットコインへの理解度を訊ねることは、相手の自由な思考力・豊かな発想力を推定するリトマス試験紙かもしれませんね。Z世代、α世代が作る未来では、ビットコインを扱う能力を教育・人材育成の評価軸にする可能性もあります。
恐らく日本のビットコインマスアダプションの本格化は、いつも通り米国の黒船的要求から始まり、フィアットオンリーの国内法や教科書が上書きされ、マスコミの大本営発表で人々の「古い認識」を解消という感じでしょう。その一翼を担うインフルエンサーが、いつどんな風にビットコインにすり寄って来るのか?それとも来ないのか?興味あるような無いような。
個人、企業、国家、DAO、皆が保有し活用出来るビットコイン。今回の討論でWeb3業界に一石を投じたひろゆきに覚醒してほしい気もしますが、ビットコインを誤解しながらイーサリアムをたくさん持ったままのほうがエンタメかもしれません。笑