BitcoinTokyo2024のライトニングマルシェでライトニングプリズムを使って実験してみたお話⚡️
こんにちはむらぴぃです。
普段は標高700メートルくらいのところに住んで、たまに⛵️に乗りに行く感じの生活をしています。※まわりに動物しかいないのでさみしいです🦌
今回はライトニングマルシェのセラーとして、ライトニングプリズムを使って商品(サトシダルマ、びっとこ侍手ぬぐい、ステッカー)の販売し、その売上を知り合いのデザイナーさん(最近ビットコインを買ったらしい)とリアルタイムで分配したお話です。
ライトニングプリズムを簡単に説明すると、一つのインボイスに送金すると自動的に複数のライトニングアドレス(LNURL)へ送金する機能です。
メールのエイリアス機能に似てますね。Gigiさんの記事がイメージしやすいです↓↓
※自分はこの記事をみて面白いことができそうだなと胸がざわざわしました。
では実際にライトニングプリズムを使った商品インボイスの作り方の説明です。
※自分のライトニングノードを持っていなくても大丈夫。
→ライトニングノード運用者と協力するのもありなのかな?と思いました。売上の数%をノード運用者にプリズムで分配する代わりにバックでノードを使わせてもらう?など。ノードランナーの意見求む。
※BTCpayサーバーは無料でもできますがプラグインが使えないっぽい。
※ずいずいさんの記事を見て、BTCPayサーバーをLunaNode(有料)で構築。
こちらの記事を参照ください↓↓
1.BTCpayサーバーの左側メニューの”ManagePlugins”から”Prism”をインストールします。
2.左側メニューに”Prism”がありますので選択してからCreate new destinationを選択します。
3.分割して送金するための送金先のライトニングアドレス(LNURLでも可)を登録します。
①Destination Id:任意の名前を入力してください
②Destination:送金先のライトニングアドレス(LNURL)を入力します
③Sat Threshold:○○sats貯まったら送金開始という感じ?とりあえず空白で大丈夫です
④Reserve fee:※ここもまずはデフォルトで良いと思います
詳しい人いたら教えて下さい
最後にCreateボタンを押してください。
4.YourPrismsの入力です
①Source:とりあえず一番上を選びます
②先ほど入力した”任意の名前”を選択
③おなじく入力した別の”任意の名前”を選択
下の赤い矢印の部分で、それぞれのライトニングアドレスに配分したいパーセンテージを設定します。
今回のマルシェでは90%(むらぴぃ)と10%(デザイナー)に分割しています。
最後に上部の”Save”ボタンを押して完了です。
※Global Prism Settingsの部分があまりよくわからなかったのでデフォルトのままにしてます
これでライトニングプリズムの設定完了です。
あとはPoS管理ページからインボイスのQRコードを生成し、支払いをすると自動的に分配されていると思います👍️
今回はBTCpayサーバーを使用しましたが、LNbitsでも同じように設定可能です。
LNbitsの場合は”splitpayment”という拡張機能になります。但し、デモサーバーで実験すると自分の場合はかなり不安定で成功確率が低かったです。fly.ioにLNbitsをホスティングして実験したのですが、それもうまくいきませんでした(TдT)
※今回のライトニングプリズムの実験にあたり、技術的な部分でtanakeiさんにはXでちょこちょこヒントをいただき大変助かりました。ありがとうございます。
さて、ライトニングプリズムでは将来的にどのようなことに利用できるでしょうか?
身近なところで、例えばライトニングマルシェの出店費用の代わりに、商品代金の5%(1商品ごとに)を運営側に支払うことができたり、複数団体に寄付をするときに任意のパーセンテージを寄付者側が決められるような仕組みなど、いろいろな可能性が考えられます。海外の事例では音楽ライブのドネーションにて、ボーカル、ギター、ドラムそれぞれに分配するなどしていました。
ライトニングプリズムを使えば大小様々なプロジェクトで柔軟な報酬形態(成功報酬型)を構築することができます。
そして個人的には、少しでも多くの方が、ライトニングマルシェに興味(特に売り手)を持っていただき、たくさんの人が気軽にビットコインに触れてほしいなと思っています。
むらぴぃは今後も引き続き実験を続けていきたいと思います👍️
※有料部分は今回のライトニングマルシェでの販売実績を原価含めて記載しています。
分かりやすい説明ありがとうございます。
2日目は前夜に頭と体力を使い切ってしまいマルシェをほとんど回れずでした。次の機会を期待してます!