私が子供にインフレを教えるなら。
【お金にまつわる子供の時に知っておきたかったこと①】

私が子供にインフレを教えるなら。 【お金にまつわる子供の時に知っておきたかったこと①】

私は恥ずかしながらインフレというものを実際に肌で感じたのは今年。

27歳になる直前で初めて気付きました。

言葉では知ってても、実際にそこまで真剣に考えたことがなかった。

個人事業主になるまで、海外に行ってもインフレを考えていませんでした。

インフレを感じなかったらビットコインにピンと来たかも分かりません。

お金のことなんて考える前に稼ぎ方、考えないと。そんな感じでした。

実際、以前の私は1ドル135円とか言われてもそんな話は気にもせず、終わっていたと思います。いろんな意味でおわってます。

お金の勉強?と謳っている本や投稿も実は「お金の勉強のステップ0」がない気がします。

多くの人は、お金のステップ0を知らずに大人になってしまうから、どこか無意識のうちに「無関心」と「諦め」、「惰性」になる。もしくは知った気になる。

そんな大人が子供を育てて、負のループ。

日本では特に「疑うこと」が少なくても生きていけるから。

大人の言葉も、好きな人の言葉も、社会も1ミリも疑わずにそのルールで戦うんだと思います。

言葉で習ったインフレ

私の記憶が正しければ高校生くらいの時、黒板の字と先生の発音を通して

こんな感じでにインフレを習いました。

「円安をいうのはアメリカのドルに対して日本の円の価値が下がることです」

「例えば1ドル130円は円安です。」「1ドル80円は円高です。」

さらに受験のために全てをかけていた田舎の学校だったのでこう付け加えられました。

「センター試験では数字が大きいからをといって、間違えて1ドル130円と書いてあるところを円高と選ばないように!」

・・・・・・・

今、言いたい。

もっと真面目に教えてくれ。笑

インフレの仕組みは小学生くらいで経験すべきことだと思う

高校生ともなれば既にアルバイトなどでお金のステップ0を疑わなくなってしまっている子もいると思う。

一旦、その世界に入ると、余程のことがない限り、気付けない(と私は思う)

「値上げが悪だ」と文句を言うことくらいしかできないと思う

小学生にも気付かせる、いや小学生の頃から感じないと、逆に実際に肌で感じるハードルはとても高くなると思う。

お店屋さんごっこをする

私は子供に外国語を教えてます。

世界に興味を持つ子は可愛い。違う国の言葉を使って、子供たちにとって未知の世界の人との交流を想像する。

お店屋さんごっこは子供なら誰でも好き。

自分で商品を用意したら本当に楽しい。絵を描いたり。物を作ったり。

使えない単語を一生教えても仕方がないし、想像してこそ外国語は生きると思うので、お店屋さんごっこをした。とても楽しい。

外国語教室ならそこまでで良いけど、

もう一歩、踏み込みたい。

そもそも外国語教育は子供の頃から時間をかけて受けさせる人が増えているのに、インフレ教育はほぼないのは理不尽な世界だと思う。

誰がこれを普通にしてしまったのかはわからないけど。

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普通のお店屋さんごっこは普通にやる

私:「〇〇円でーす」

子供:お金(〇〇円)を渡す。

慣れて来た日にもうちょっとリアルな外国でのお買い物ごっこをやってみる。

ここで外国語の先生としては教えたい。

今の世界は「言葉だけじゃなくてお金も違うことがあるんだよ」と。

円とかドルとかお金の名前と絵を見せてまずは種類を教える。

暗記させることが目的ではないのでどこの国でどれが使われるかそんな話もしたい。国旗や世界地図に興味のある子は少なくないから。

その上で、次に進む。

お金のバージョンAとBを作る。子供が日本人役なら私が外国人役をやろう。

お菓子とかアクセサリーとかたくさん欲しいと思えるものを1種類、用意。

一定の金額を用意。あえて二つ目は買えないように。

1回目:20XX年◯月1日

   私(外国の店舗の店員):「いらっしゃいませ〜」

   子供(外国で買い物する): 「これちょうだい」

    私(外国の店舗の店員): 「3ドルです。あなたのお金は使えないから交換してきて。」

    子供、お金を交換して払う

お買い物ごっこは楽しいので絶対、一回では終わらない。

子供(外国で買い物する): 「もう一回」

「今日はもう閉店です〜」として次の日の設定にしましょう

2回目:20XX年◯月2日

  私(外国の店舗の店員):「いらっしゃいませ〜。おはようございます〜」

  子供(外国で買い物する):「これちょうだい」

  私(外国の店舗の店員):「5ドルです。あなたのお金は使えないから交換してきて。」

    子供、お金を交換しに行って足りないと気付く

  子供(外国で買い物する):「え、なんで?」 

この純粋な「なんで」を感じることが大切だと思う。

この答えは色々、用意できると思う。

もちろん大人にいう言葉ではだめだけど、私は簡単な言葉に読み替えて。

小学生には難しいと思うかも知れないけど、小学生も賢い。理不尽なゲームに参加させる前に仕組みを気づかせてあげるのは大人の責任だと思う。

いつかそんなことができる大人になりたいですw

実践不足と言いながら先生が実践の機会を作らない〜外国語教育でもよくあること〜

外国語を教えていて思うのは

本でいくらルールを覚えても使えないこと。

ここでよく、言われるのが「アウトプットが足りてない」

アウトプット?

先生がその言葉で済ますのは無責任だと思う。

先生はやり方を導かないと。

また、教科書にある既存の文章を自分で覚えてロールプレイというのも脳が止まってると思う。

私はよくレッスンで「シーン別会話作り」をする。

例えば

「駅で道を尋ねる」、「注文する」というふうにシーンを書いてそこで起きそうな会話を作る。

バージョンが増えてくると作るときによく使う単語とか表現が見えてくるんですよね。

「これ、使えそうですね」という生徒さんの気づきが私は本当に嬉しいです。

「気付く」と記憶に残りますし、もっと知りたいというモチベーションも湧く。

教えるというのは「実践を通した気付き」の機会を与えることまでを指していると思ってます。

もちろん最初から気付けとは言えませんが、「気付き」の機会を多く与えられる先生でありたいといつも思ってます。

長くなりましたが、だからこそインフレの仕組みにも実践をとして気付いてほしいと思います。それは大人の工夫次第で、日本にいながらでもいくらでもできると思います。

そんな簡単ではなと思いますがいつか実践を通して教えてみたいです。

理想郷だと言われそうなアイディアを読んでくださってありがとうございました。

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記事を書いた人

はじめまして!2022年春、円安真っ只中に海外旅行に行って以来ビットコインに興味を持ちました!普段はヒンディー語をオンラインで教えてます!

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