自伝小説かまきり

自伝小説かまきり

カマキリの鎌ってどうしてギザギザとしているんだろう
虫を殺す時にギザギザとしていたら殺しやすいんだろうか
一発グサッてやればいいだけだから先っちょだけとがっていれば十分なのにね
まあその捕まえた虫を逃げないように捉えておくための摩擦が必要だからそうなっているのかもしれないね

5歳の頃、母親と話していた記憶といえば、これくらいである

それからというもの私は物理学に夢中になった
摩擦というものはとても面白い性質がある
ギザギザとした表面であればなかなか滑りにくく
標的を捕まえたまま離さないでいることに寄与するのだということに気づいた時
幼いながらも、ここにとても大きな可能性があると思ったのだ
物の形というものが、大きさや材質が同じであれども、形が違うだけで、結果が全く違ってくる
そう考えると大きな可能性を感じずにはいられないだろう?
私だけかもしれないが・・・

例えばこう考えてもらえれば分かりやすいと思う
女性のおっぱいだ
形が整ってぴちぴちとして張っていた方が男の性欲をくすぐる
よぼよぼのおばあちゃんのおっぱいと比べてみてください
雲泥の差があります
全く同じ材質なのにですよ
どっちも同じ肉の塊
だのにこれほどの違いがある
青年の頃、インターネットもない時代、アダルトビデオを借りてきて
見てはこの思考を繰り返し頭から離れなくなったことは忘れられない

その後、私は物の材質について研究をするため、猛勉強を重ねた末、一浪で見事東京大学に合格する事に成功した
余談であるが、大学の受験日の前の日にホテルに泊まり、我慢できずにアダルトビデオを見てしまったが、やはり同じようにおっぱいの材質と形状についての考察を巡らせずにはいれなかったことを告白しておこう
男性ホルモンを旺盛な若かりし頃の過ちである

東京大学の中で材質の研究に没頭するようになったころ、
特に興味を持ったのは、ブラジャーである
女性の胸を柔らかくつつみ、その形状を男性から見ていかに美しく魅せることができるか
その可能性に大きく興味を引かれることとなったのである

今日私が起業したウェールズブラジャーホールディングスが、世界中のブラジャーの20%のシェアを取るに至ったのは、他でもないこの大学時代の研究に基づいている
現在でもこのブラジャーの形状を維持するための仕組みは、特許で守られており、世界中のどのような企業でも匹敵するだけの形状維持機能をもつには至っていない

さて、私が大学時代に研究し世の中に発表したブラジャーの形状記憶について、それが当時女性からいかに求められていたものであるか示す事例をここに掲載したいと思う
当時私はフジテレビで放送されていたとある音楽番組の中で、この事実を発見し、自分なら力になるであろう事を悟ったのである

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