たのしむおとなと、まねするチャンスをうかがうこどもたち 

たのしむおとなと、まねするチャンスをうかがうこどもたち 

はじめに

 親子でおなじ趣味を楽しむ。これができればなかなか理想的です。じっとしていないこどもだったらアウトドアでしょうか。家のなかでじっとしていられるならば…、といくつか候補がうかびそうです。

親子で水入らずで楽しみとコミならば本音の話も出て、世界をひろげられるかもしれません。それでも、たまにはおとな自身で楽しみたいことも。それでいいと思います。そのままで。きょうはそのお話です。

こどもと可能性

 日本に停滞感がひろがるなかで、将来をになうこどもの好奇心をより広げておくにはどうしたらいいのでしょうか。先が見えないなかでこたえはなかなかみつからないかもしれません。

一方で、こどもたち自身にまかせておけば順応性や貪欲な吸収力で何とかなる、という考え方もあるでしょう。ではその順応力とは?

ひとつ確実にいえるのは、いつの時代でもこどもは成長しておとなになっていくこと。おとなになってからではなかなかむずかしくても、ひたむきに貪欲に吸収できる時間と猶予をあたえられているこどもの時期ならば、できることがありそうです。

そしてそれは、ひとつのことにまとをしぼらなくてもよいのでは、とさまざまなこどもたちをみていて私は思うようになりました。

いまできることをやれれば

 コロナ下では制限の多いなかでも継続してやらなければならないこと、くふうすればできそうなことがいくつかあります。

ながい自粛生活にためいきをつくよりも、たのしみをみつけつつやろうと取り組むと、すこし光明がみえる気がします。

逆にじっくりものごとにとりくむチャンス到来と考えてみてはどうでしょう。

こどもの成長の底力とおとなの見まもり

 日常生活のなかでこどもたちはおもちゃがない環境でも、じょうずにあそびの要素を見つけ出します。トライアンドエラーをくりかえしながら成長の糧にしているようです。あそびにくふうをくわえつつ発達していくといえるでしょう。

これがすべてというわけではありせんが、ひとつ今後のかぎとなりそうなことをお伝えします。それは周囲のおとなの方々による適度なサポートと見まもりです。

たとえば、3、4歳頃のこどもは何にでも興味を示します。「ナンデ、ナンデ・・・?」とうんざりするほどくりかえします。

こどものじかん

これがおさまりかけると、まわりを見わたし、おとなから聞いたことと自分の得た経験の統合を図ろうとして、世のなかの「ことわり」について「ああ、そうか。」と理解していこうとします。

つまり、こどもにそうした成長の段階があることを理解しつつあたたかく見まもり、適度なコミュニケーションをできるおとなの存在がほしいということです。

系統的にまなぶ時期に橋わたし

 それがちょうど小学校に上がる6、7歳頃。こどもの発達は個人差がありますから、いちがいにはいえませんが、その時期に小学校で教師から学問を中心に、学校をふくめた周囲の人たちから社会のルールやしくみを学ぶというのは道理にかなっていると思います。

一方で、長時間過ごすご家庭ではどうでしょうか。保護者の方々がなにか目新しいことに取り組んだり、興味を示したりするようすをこどもたちはじっくりみつめています。

おとなの背を見て育つ

 おとながたのしんでいれば、こどもに合わせなくてもこどもは追体験したい、まねをしてみたいというきもちになれるようです。

この時期でもまねしてみたいと思うでしょう。そのときの保護者のお子さんへの対応はどうでしょう。もうおわかりだと思います。こどもをひとりの人間として尊重し応対するということです。

保護者の方々がふつうに興味を示してやっていれば、けっこう、こどもたちはそれに興味を示してきます。こどもが満足にできない段階でも、いっしょにそのことをやるために行動してもよいでしょう。

おわりに

 それはなにもこどもむけの行事でなくてよいことです。むしろ親が主体となって取り組んでいることでかまいません。年中行事のひとつでもいいです。こどもたちには、まねするだけでもその発達の段階に応じて感じとり、吸収する余地があります。

むしろ「保護者がなにごとにも積極的に取り組む姿勢をたまに見せることこそ、こどもたちの可能性を間接的にひろげる」 したがって、あそびだけでなくはたらいているすがたをみせるのもそのひとつです。

そのために、こどもたちに永遠につづくのではないかと思えるほどの「ひまな時間」をあたえるのもよいのではと最近思います。

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